山口県の感染症週報

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平成28年第2週

平成28年(2016年)1月11日〜1月17 日

全数把握疾患

【2類感染症】

結核: 2例(山口1、萩1)。

【5類感染症】

アメーバ赤痢:2例(周南1、宇部1)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 県全体の定点あたり報告数が流行開始の目安である1.00を上回りました。 (1/20記者配布資料) 多くの地域で増加し、特に周南、柳井、山口での増加が目立ちます。 迅速診断検査結果は、A型139例、B型69例で、27例は臨床診断・型不明でした。 病原体検査では、A/H1pdm09、A/H3、B(ビクトリア系統)、B(山形系統)が検出 されており、どの型が今シーズンの主流となるのかはまだ不明です。

RSウイルス感染症: 減少していますが、長門ではまだ多い状態が続いています。

感染性胃腸炎: 萩で警報レベルが続いています。
[警報レベル:萩(6週目)]

伝染性紅斑: 萩で警報レベルが続いています。
[警報レベル:萩(11週目)]

流行性耳下腺炎: 岩国で注意報レベルとなりました。
[注意報レベル:岩国(1週目)]


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定点把握疾患(報告数)
疾患名52週53週1週2週
インフルエンザ202868235
RSウイルス感染症18315115183
咽頭結膜熱29122611
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎19672120123
感染性胃腸炎443292364386
水痘7142219
手足口病1410713
伝染性紅斑46245552
突発性発しん19153030
百日咳0010
ヘルパンギーナ8123
流行性耳下腺炎35174544
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎91248
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎5215
無菌性髄膜炎0000
感染性胃腸炎(ロタウイルス)0223

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名12月
性器クラミジア感染症17
性器ヘルペスウイルス感染症4
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症1
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症39
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症15
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。