山口県の感染症週報

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平成28年第10週

平成28年(2016年)3月7日〜3月13 日

全数把握疾患

【2類感染症】

結核: 第9週追加 1例(周南)。第10週 2例(柳井1、山口1)。

【5類感染症】

クロイツフェルト・ヤコブ病: 1例(宇部)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 多くの地域で横ばい・減少傾向ですが、ほとんどの地域で警報レベルが続いています。 迅速診断検査結果は、A型 544例、B型 1480例、A型B型ともに陽性 3例で、 212例は臨床診断・型不明でした。全ての地域でA型よりもB型の方が多くなっています。
[ 警報レベル:防府(5週目)、山口(5週目)、岩国(6週目)、下関(6週目)、周南(7週目)、 長門(3週目)、萩(4週目)、柳井(7週目)。 注意報レベル:宇部(8週目)]

伝染性紅斑: 長門で増加し警報レベルとなりました。萩でも警報レベルが続いています。
[警報レベル:長門(1週目)、萩(19週目)]

その他
病原体あるいは抗体価確認例では、 ロタウイルスによるウイルス性胃腸炎アデノウイルス急性咽頭扁桃炎 が多く報告されています。 ロタウイルスによるウイルス性胃腸炎は、例年、冬の終わりから春にかけて多発する疾患であり、 今後の動向に注意が必要です。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名7週8週9週10週
インフルエンザ3101327630962239
RSウイルス感染症50394743
咽頭結膜熱12142217
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎235210170130
感染性胃腸炎378362412369
水痘20121114
手足口病1010
伝染性紅斑32323231
突発性発しん25242020
百日咳1211
ヘルパンギーナ0010
流行性耳下腺炎28352840
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎4540
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3364
無菌性髄膜炎0000
感染性胃腸炎(ロタウイルス)7866

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名2月
性器クラミジア感染症18
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症37
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症7
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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