山口県の感染症週報

平成27年第12週

平成27年(2015年)3月16日～3月22 日

【2類感染症】

・結核：第11週追加　1例（下関）。第12週　2例（下関1、山口1）。

定点把握疾患

・インフルエンザ：岩国で増加し、再度注意報レベルとなりました。迅速検査結果は、A型162例、B型174例、18例は臨床診断・型別不明であり、 B型が増加してA型を上回りました。病原体検査では、今まではA/H3（香港型）が主で、B型（山形系統）とA/H1pdm09も検出されていましたが、第12週の下関の検体から、今シーズン初めて、B型（ビクトリア系統）が検出されました。
[注意報レベル：岩国（1週目）]^※

・咽頭結膜熱：防府で増加し警報レベルとなりました。
[警報レベル：防府（1週目）]^※

・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎：山口、萩で警報レベルが続いています。
[警報レベル：山口（12週目）、萩（2週目）]^※

^※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患（報告数）
疾患名	9週	10週	11週	12週
インフルエンザ	545	383	341	356
RSウイルス感染症	22	27	26	27
咽頭結膜熱	6	9	7	22
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	167	156	214	176
感染性胃腸炎	464	401	465	485
水痘	34	41	30	44
手足口病	10	4	10	8
伝染性紅斑	1	3	6	5
突発性発しん	32	37	34	25
百日咳	0	1	0	0
ヘルパンギーナ	0	0	0	1
流行性耳下腺炎	2	0	2	2
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	2	2	0	2
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	3	1	1	2
無菌性髄膜炎	0	0	0	0
感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	1	1	2

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	2月
性器クラミジア感染症	18
性器ヘルペスウイルス感染症	12
尖圭コンジローマ	8
淋菌感染症	11
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	39
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	8
薬剤耐性緑膿菌感染症	0

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病原体情報

平成27年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス）についてはこちら
 診断名別病原体情報（ウイルス）についてはこちら
 病原体情報（細菌）についてはこちら

全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。