山口県の感染症週報

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平成24年第16週

平成24年(2012年)4月16日〜4月22 日

◇【2類感染症】
結核: 第15週追加:2例(宇部2例)。 第16週:4例(下関2例、周南、宇部)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第16週:1例(宇部 O157;VT1VT2)。

◇【5類感染症】
劇症型溶血性レンサ球菌感染症: 第16週:1例(岩国)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数はほぼ横ばい状態で推移しています。 迅速検査では、A型陽性40例、B型陽性86例、臨床診断6例で、B型がA型を上回っています。 また当所で、第15週の検体についてPCR検査を行った結果、AH3(香港型)が1例検出されています。

感染性胃腸炎: 萩、周南、山口は他地域と比較して多くみられます。特に萩は急増し、周南に続き今週警報レベルとなりました。
【警報レベル=萩(新)、周南(6週目)】

伝染性紅斑: 周南は警報レベルが続いています。
【警報レベル=周南(14週目)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(20週目)】

その他

・ロタウイルスによる胃腸炎の報告は先週と比べてやや減少しましたが、かなり多い状況が続いています。 例年4月頃に多くなっていますので、引き続き注意が必要です。

◇ 平成24年5月1日 に追加報告がありましたのでデータを一部修正しました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名13週14週15週16週
インフルエンザ175135151132
RSウイルス感染症42292118
咽頭結膜熱671421
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎949811291
感染性胃腸炎532460599606
水痘68747254
手足口病0200
伝染性紅斑18162822
突発性発しん27293137
百日咳1030
ヘルパンギーナ42414
流行性耳下腺炎42523879
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2510
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎15336
無菌性髄膜炎1001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名3月
性器クラミジア感染症27
性器ヘルペスウイルス感染症3
尖圭コンジローマ7
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症44
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症12
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症1

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。