山口県の感染症週報

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平成24年第17週

平成24年(2012年)4月23日〜4月29 日

◇【2類感染症】
結核: 第14週追加:2例(岩国、山口)。 第15週追加:2例(宇部、萩)。 第16週追加:1例(下関)。 第17週:9例(下関3例、周南1例、防府3例、宇部2例)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は少なくなりました。 迅速検査では、A型陽性16例、B型陽性58例、臨床診断6例で、B型がA型を上回っています。 また当所で、第16週の検体についてPCR検査を行った結果、B型が2例検出されています。

感染性胃腸炎: 萩、周南、山口は他地域と比較して多くみられます。萩と周南は警報レベルが続いています。
【警報レベル=萩(2週目)、周南(7週目)】

伝染性紅斑: 周南は警報レベルが続いています。
【警報レベル=周南(15週目)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(21週目)】

細菌性髄膜炎: 防府から2例報告がありました。年齢は60代と80代で、いずれも肺炎球菌が検出されています。

その他

・ロタウイルスによる胃腸炎の報告は第15週をピークに2週続けて減少していますが、多い状況が続いています。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名14週15週16週17週
インフルエンザ13515113280
RSウイルス感染症29211823
咽頭結膜熱7142120
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎9811291126
感染性胃腸炎460599606533
水痘74725469
手足口病2000
伝染性紅斑16282223
突発性発しん29313732
百日咳0302
ヘルパンギーナ241420
流行性耳下腺炎52387946
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎5101
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0002
マイコプラズマ肺炎3366
無菌性髄膜炎0010

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名3月
性器クラミジア感染症27
性器ヘルペスウイルス感染症3
尖圭コンジローマ7
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症44
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症12
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症1

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病原体情報

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