山口県の感染症週報

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平成23年第48週

平成23年(2011年)11月28日〜12月4 日

◇【2類感染症】
結核: 第47週追加:1例(周南)。 第48週:2例(岩国、周南)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 県全体の定点あたりの報告数は今週流行開始の目安の1.0を超えました。 (記者配布資料はこちら 詳細はこちら)。 山口、周南、防府、長門から患者発生報告があり、 特に山口からの報告が目立ちます。 迅速検査では、A型陽性86例、B型陽性1例、臨床診断2例でした。 また、当所の検査では山口市で学級閉鎖をした小学校の検体からA/H3(香港型)が2例検出されています。

RSウイルス感染症: 報告数は増減を繰り返しながら横ばい状況が続いていますが、 今後急増する可能性がありますので動向に注意が必要です。

感染性胃腸炎: 増加傾向がみられます。今後さらに増加する可能性がありますので引き続き注意が必要です。 長門、山口、周南では警報レベルが続いています。また、岩国、防府もやや多い状況です。
【警報レベル=長門、山口、周南】

水痘: 報告数が先週の2倍以上と急増しています。 山口、周南、防府、長門は注意報レベルです。
【注意報レベル=山口、周南、防府、長門】

伝染性紅斑: 柳井や周南からの報告が目立ちます。 特に柳井は報告数が多く今週警報レベルとなりました。
【警報レベル=柳井】

マイコプラズマ肺炎: 報告数は8例でした。全国的に例年と比較してかなり多い状況ですので引き続き注意が必要です。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名45週46週47週48週
インフルエンザ17244889
RSウイルス感染症42496055
咽頭結膜熱87110
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎10410471103
感染性胃腸炎481558462560
水痘407562150
手足口病16241814
伝染性紅斑15161424
突発性発しん45483542
百日咳0061
ヘルパンギーナ11343
流行性耳下腺炎27172727
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎0446
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎13558
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症57
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。