山口県の感染症週報
令和5年(2023年)第51週
令和5年12月18日〜12月24
日
-
全数把握疾患
-
【2類感染症】
-
・結核:2例(岩国1、周南1)
-
【5類感染症】
-
・ウイルス性肝炎:1例(宇部)
-
・劇症型溶血性レンサ球菌感染症:1例(防府)
-
・梅毒:第49週追加 1例(防府)、第50週追加 1例(防府)
-
-
定点把握疾患
-
・インフルエンザ:県全体で警報レベルが継続しています。岩国、柳井、周南、防府、山口、宇部で警報レベル、下関で注意報レベルが継続しています。
[警報レベル:岩国(2週目)、柳井(6週目)、周南(3週目)、防府(9週目)、山口(14週目)、宇部(4週目)][注意報レベル:下関(13週目)]
※
-
・新型コロナウイルス感染症:県全体の報告数が増加しました。臨時休業報告及び集団発生報告の状況はこちら。
-
・咽頭結膜熱:県全体で警報レベルが継続しています。下関、岩国、柳井、周南、防府で警報レベルが継続しています。
[警報レベル:下関(4週目)、岩国(6週目)、柳井(2週目)、周南(4週目)、防府(6週目)]
※
-
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎:新たに宇部、萩で警報レベルとなりました。岩国で警報レベルが継続しています。
[警報レベル:岩国(8週目)、宇部(1週目)、萩(1週目)]
※
-
・水痘:新たに長門で警報レベルとなりました。
[警報レベル:長門(1週目)]
※
-
-
-
トピックス
-
・梅毒の今年の報告数が100例となり、過去最多であった昨年の報告数をさらに上回りました。近年増加傾向にあるため、感染予防を心がけましょう。また、不安な場合は保健所で検査を受けることができます。異常を感じた場合は早めに医療機関を受診することが大切です。
(参考:過去5年間の発生状況の推移)
-
病原体検出等情報(臨床診断名:検出された病原体)
-
・RSウイルス感染症疑い:パラインフルエンザウイルス2(咽頭ぬぐい液:第47週採取)
-
・感染性胃腸炎(3例):アデノウイルス3(ふん便:第49週採取)、サポウイルスGI.1(ふん便:第49週採取)、ノロウイルスGU.4・アデノウイルス2・サポウイルスGU.3(ふん便:第50週採取)
|
定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 48週 | 49週 | 50週 | 51週 |
インフルエンザ | 1667 | 2210 | 2290 | 1734 |
新型コロナウイルス感染症 | 190 | 254 | 346 | 372 |
RSウイルス感染症 | 4 | 2 | 1 | 3 |
咽頭結膜熱 | 135 | 128 | 154 | 103 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 191 | 227 | 186 | 173 |
感染性胃腸炎 | 295 | 314 | 331 | 349 |
水痘 | 8 | 4 | 9 | 14 |
手足口病 | 15 | 13 | 8 | 6 |
伝染性紅斑 | 1 | 0 | 0 | 1 |
突発性発しん | 11 | 7 | 15 | 18 |
ヘルパンギーナ | 2 | 3 | 2 | 3 |
流行性耳下腺炎 | 0 | 1 | 0 | 0 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性角結膜炎 | 19 | 15 | 5 | 6 |
クラミジア肺炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
マイコプラズマ肺炎 | 0 | 2 | 0 | 2 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | 0 | 0 | 0 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 11月
|
性器クラミジア感染症 | 32
|
性器ヘルペスウイルス感染症 | 6
|
尖圭コンジローマ | 10
|
淋菌感染症 | 5
|
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 24
|
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 0
|
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 0
|
地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)・
地域(保健所)別のページ(報告数)・
年齢別のページ・
法以外の届出のページ・
推移グラフのページ
全数把握疾患のページ
前週(第50週)←
→
次週(第52週)
病原体情報
2023年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら
全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症疫学センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。