山口県の感染症週報

2020年第37週

2020年9月7日～9月13 日

全数把握疾患

【2類感染症】

・結核：5例（下関2例、岩国1例、柳井1例、山口1例）

【5類感染症】

・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症：2例（下関1例、長門1例）

・劇症型溶血性レンサ球菌感染症：1例（山口）

【指定感染症】

・新型コロナウイルス感染症：10例（防府3例、山口3例、宇部4例）
　※（）内は届出を受けた保健所

定点把握疾患

・ヘルパンギーナ：宇部で警報レベルが続いています。

[警報レベル：宇部（3週目）] ^※

・ヘルパンギーナは、今後の動向に注意が必要です。

^※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

病原体検出情報

・新型コロナウイルス感染症：新型コロナウイルス（検体採取週第37週）が検出されました。

・腸管出血性大腸菌感染症：腸管出血性大腸菌が検出されました。
　O26：Hg11　VT1産生（検体採取週第22,24,25,26,27週）
　O128：H2　VT1産生（検体採取週第13週）
　O157：H7　 VT1及びVT2産生（検体採取週第34週）
　O157：Hg7　VT2産生（検体採取週第22,23,29週）
　O157：Hg7　VT1及びVT2産生（検体採取週第22,31,34,35,36週）
　Og172：Hg25　VT2産生（検体採取週第29週）

・重症熱性血小板減少症候群（SFTS）：重症熱性血小板減少症候群ウイルス（検体採取週第27,30,33週）が検出されました。

・日本紅斑熱：リケッチアジャポニカ（検体採取週第25,31週）が検出されました。

・急性脳炎：ヒトヘルペスウイルス6（検体採取週第23週）が検出されました。

・咽頭結膜熱：アデノウイルス5（検体採取週第28週）が検出されました。

・感染性胃腸炎：アデノウイルス2（検体採取週第28週）が検出されました。

・ヘルパンギーナ：コクサッキ―ウイルスA4（検体採取週第32週）が検出されました。

・薬剤耐性アシネトバクター感染症：Acinetobacter baumannii(OXA-40/24-like)（検体採取週第32週）が検出されました。

お知らせ

・2020年第13週から第36週の病原体検出情報は上記のとおりです。今後は週ごとに報告します。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	34週	35週	36週	37週
インフルエンザ	0	0	0	0
RSウイルス感染症	19	13	15	7
咽頭結膜熱	0	5	4	5
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	18	15	18	28
感染性胃腸炎	104	89	115	74
水痘	6	3	7	4
手足口病	12	15	7	7
伝染性紅斑	0	2	0	0
突発性発しん	20	27	32	15
ヘルパンギーナ	105	224	137	99
流行性耳下腺炎	4	1	2	1
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	5	2	1	1
クラミジア肺炎	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	0	0	2	0
無菌性髄膜炎	0	1	0	0
感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	1	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	8月
性器クラミジア感染症	34
性器ヘルペスウイルス感染症	18
尖圭コンジローマ	4
淋菌感染症	13
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	38
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	1
薬剤耐性緑膿菌感染症	0

地域（保健所）別のページ(定点あたり報告数）・地域（保健所）別のページ(報告数）・
年齢別のページ・法以外の届出のページ・推移グラフのページ全数把握疾患のページ

前週（第36週）← →次週（第38週）

病原体情報

2020年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス）についてはこちら
 診断名別病原体情報（ウイルス）についてはこちら
 病原体情報（細菌）についてはこちら

全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症（５類感染症）に変更されました。