山口県の感染症週報

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2019年第43週

2019年10月21日〜10月27 日

 
全数把握疾患
【2類感染症】
結核:第41週追加 1例(下関)、第42週追加 1例(下関)、 第43週 4例(下関1例、岩国2例、周南1例)

【5類感染症】
急性脳炎:1例(宇部)
百日咳:第42週追加 1例(宇部)、第43週 4例(下関、防府、山口、宇部)
咳が長引く場合は早めに医療機関を受診してください。予防接種の対象者で、まだ接種をしていないお子様は早めに接種を行ってください。

定点把握疾患
インフルエンザ:一部の地域で報告が確認されています。迅速検査診断結果でA型陽性が20例、臨床診断・型不明が1例ありました。
RSウイルス感染症:下関、岩国、柳井、周南、宇部、長門、萩で発生が多い状況です。
手足口病:萩で警報レベルとなりました。
[警報レベル:萩(1週目)]

警報レベル・注意報レベルの基準値について  詳細はこちら

病原体検出情報
インフルエンザ:インフルエンザウイルスA/H1pdm09亜型(検体採取週41週)が検出されました。
RSウイルス感染症:RSウイルス(検体採取週39週)が検出されました。
咽頭結膜熱:アデノウイルス1(検体採取週42週)が検出されました。
手足口病:コクサッキーウイルスA16(検体採取週37、39週)が検出されました。
ウイルス性髄膜炎:コクサッキーウイルスB3(検体採取週42週)が検出されました。
腸管出血性大腸菌感染症:腸管出血性大腸菌 O157:Hg7 VT1およびVT2産生(検体採取週42週)が検出されました。

ヒトパレコウイルス1(検体採取週37週)が検出されました。
パラインフルエンザウイルス2(検体採取週35週)が検出されました。

お知らせ
致死率26%のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の報告が全国で過去最多となっており、山口県でも11例確認されています。
県内各地で発生していますが、特に柳井で多く発生しています。

野外で活動した後は、体表面を確認してダニに刺されていないか確認することが大変重要です。
刺されて2日以内に皮膚科を受診し取り除けば、発症する確率が低くなると考えられています。

ダニ媒介性疾患の予防について
ダニ媒介性疾患の予防について(リーフレット)

定点把握疾患(報告数)
疾患名40週41週42週43週
インフルエンザ52381934
RSウイルス感染症14616010391
咽頭結膜熱11141614
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎43374570
感染性胃腸炎155141112146
水痘134511
手足口病77775057
伝染性紅斑29242312
突発性発しん22121921
ヘルパンギーナ45341614
流行性耳下腺炎5305
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎7994
クラミジア肺炎0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎5541
無菌性髄膜炎0020
感染性胃腸炎(ロタウイルス)0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名9月
性器クラミジア感染症26
性器ヘルペスウイルス感染症14
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症41
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症4
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

2019年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。