感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第21週

平成19年(2007年)5月21日～5月27 日

　全数把握疾患

1,4類感染症：報告はありませんでした。
2類感染症：結核　7例（周南1，防府2，宇部3，長門1）
3類感染症：細菌性赤痢　1例（防府　S. flexneri(B群)），腸管出血性大腸菌感染症　1例（下関　O157 VT1,2(+)）
5類感染症：梅毒　1例（下関）

　定点把握疾患

インフルエンザ、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、伝染性紅斑が例年より多い報告数でした。
インフルエンザは第12週をピークに減少し、終息に向かっています。
ヘルパンギーナが増加傾向にあります。特に周南、山口地域での増加が目立ちます。本疾患は、夏季にかけて増加が認められますので注意が必要です。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	18週	19週	20週	21週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	213	138	118	71
RSウイルス感染症	7	6	4	7
咽頭結膜熱	20	49	24	40
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	66	182	178	136
感染性胃腸炎	217	385	318	263
水痘	62	169	106	110
手足口病	9	21	24	27
伝染性紅斑	37	36	40	48
突発性発しん	16	46	44	45
百日咳	0	0	0	0
風しん	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	6	20	22	53
麻しん（成人麻しんを除く）	0	0	1	0
流行性耳下腺炎	22	12	18	19
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	1	7	2	3
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	2	0	1	3
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	4月
性器クラミジア感染症	27
性器ヘルペスウイルス感染症	14
尖圭コンジローマ	2
淋菌感染症	9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	62
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	7
薬剤耐性緑膿菌感染症	3

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。