山口県の感染症週報

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令和5年(2023年)第34週

令和5年8月21日〜8月27 日

 
全数把握疾患
【2類感染症】
結核:3例(防府1、宇部2)
【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症:1例(周南)
【4類感染症】
レジオネラ症:1例(周南)
【5類感染症】
梅毒:1例(下関)

定点把握疾患
インフルエンザ:県全体の報告数が増加しました。迅速検査診断結果でA型陽性が16例、臨床診断・型不明が134例ありました。
新型コロナウイルス感染症:県全体の報告数が増加しました。臨時休業報告及び集団発生報告の状況はこちら
RSウイルス感染症:県全体で発生が多い状況です。下関、周南、宇部、長門で発生が多い状況です。
手足口病:萩で報告数が増加し、警報レベルになりました。周南、防府で警報レベルが継続しています。 [警報レベル:周南(3週目)、防府(7週目)、萩(1週目)]

警報レベル・注意報レベルの基準値について  詳細はこちら
管轄保健所ごとの定点医療機関数はこちら

トピックス
・本県では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大時、医療提供体制が確保できるよう、県民等に注意喚起を行う基準を設定し、8月30日から運用を開始します。基準及び本県の現状値は「県新型コロナウイルス感染症関連情報HP」で公表します。

病原体検出等情報(臨床診断名:検出された病原体)
腸管出血性大腸菌感染症(3例):腸管出血性大腸菌O157:H7(VT2産生)(ふん便:第32週採取)(2例)、腸管出血性大腸菌O157:Hg7(VT1+VT2産生)(ふん便:第33週採取)
急性脳炎(2例):RSウイルス(尿:第31週採取)、コクサッキーウイルスB5(ふん便:第31週採取)
インフルエンザA型(2例):インフルエンザウイルスA/H3亜型(A/香港型)(鼻汁:第33週採取)、インフルエンザウイルスA/H3亜型(A/香港型)(咽頭ぬぐい液:第34週採取)
ヘルパンギーナ(2例):コクサッキーウイルスA10(鼻汁:第30週採取)、サイトメガロウイルス・エプスタインバーウイルス・ヒトコロナウイルスNL63(鼻汁:第30週採取)

定点把握疾患(報告数)
疾患名31週32週33週34週
インフルエンザ202169120150
新型コロナウイルス感染症14199939081183
RSウイルス感染症119923750
咽頭結膜熱3425
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎32444043
感染性胃腸炎123107104129
水痘2140
手足口病1741249371
伝染性紅斑0000
突発性発しん9181116
ヘルパンギーナ123834545
流行性耳下腺炎11201
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3123
クラミジア肺炎0000
細菌性髄膜炎0001
マイコプラズマ肺炎2010
無菌性髄膜炎0000
感染性胃腸炎(ロタウイルス)0001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名7月
性器クラミジア感染症39
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ10
淋菌感染症12
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症33
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症4
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症疫学センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。