山口県の感染症週報

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平成24年第48週

平成24年(2012年)11月26日〜12月2 日

◇【2類感染症】
結核: 第44週追加:1例(岩国)。 第46週追加:1例(周南)。 第47週追加:1例(岩国)。 第48週:1例(下関)。 

定点把握疾患

インフルエンザ: 岩国から1例、宇部から2例報告がありました。 迅速検査では、A型2例、陰性1例でした。 また当所で、第46週と第47週の検体についてPCR検査を行った結果、AH3(香港型)が2例検出されています。

RSウイルス感染症: 例年冬期に流行がみられますが、今年はかなり早い時期から流行しています。 第38週(9/17〜9/23)をピークに減少し、今週は例年と同程度の報告数となりました。 流行が続いていますので、乳幼児を中心に引き続き注意が必要です。

咽頭結膜熱: 例年の同時期と比較するとやや多い状況です。 長門は警報レベルとなりました。
【警報レベル=長門(新)】

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 例年の同時期と比較して多い状況です。 【警報レベル=山口(9週目)】

感染性胃腸炎: 第45週(11/5〜11/11)以降急増しています。長門、周南に続き今週山口も警報レベルとなり、県内のほぼ全域で流行しています。 冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので、注意が必要です。
【警報レベル=長門(3週目)、周南(2週目)、山口(新)】

水痘: 第44週(10/29〜11/4)以降急増しています。 長門、柳井は今週注意報レベルとなりました。 12月から7月にかけて多くみられる疾患ですので、注意が必要です。
【注意報レベル=長門(新)、柳井(新)】

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定点把握疾患(報告数)
疾患名45週46週47週48週
インフルエンザ3203
RSウイルス感染症87958072
咽頭結膜熱971627
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎171209160201
感染性胃腸炎395529649886
水痘727288123
手足口病6423
伝染性紅斑1145
突発性発しん50413736
百日咳0010
ヘルパンギーナ1612126
流行性耳下腺炎69513
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎7402
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎1000
マイコプラズマ肺炎13257
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症21
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症45
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症1

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病原体情報

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