山口県の感染症週報

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平成23年第43週

平成23年(2011年)10月24日〜10月30 日

◇【2類感染症】
結核: 第22週追加:1例(山口)。 第43週:2例(岩国、防府)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第43週:1例(下関 O146:VT2)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者発生報告が、岩国、柳井からありました。 迅速検査では、A型陽性24例、B型陽性9例、臨床診断1例でした。

RSウイルス感染症: 依然として過去4年間の同時期と比較して多い状況で推移しています。 全国的にも例年と比較して多い状況ですので注意が必要です。

感染性胃腸炎: 増加傾向が見られます。特に周南で報告が多く、警報レベルが続いています。 冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので今後の動向に注意が必要です。
【警報レベル=周南】

手足口病: 今期は大流行しましたが、県全体としては第41週に警報レベルの終息基準値を下回りました。 警報レベル継続地域は長門のみです。
【警報レベル=長門】

伝染性紅斑: 長門は過去4年間の同時期と比較して4年ぶりに多い状況が続いています。
【警報レベル=長門】

マイコプラズマ肺炎: 報告数がやや多い状況です。全国的にも例年と比較してかなり多い状況で、 マクロライド耐性菌の報告がありますので注意が必要です。 詳細はこちら

◇ 平成23年11月8日 に追加報告がありましたのでデータの一部を修正しました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名40週41週42週43週
インフルエンザ27144934
RSウイルス感染症41493743
咽頭結膜熱166710
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎61706979
感染性胃腸炎226292354400
水痘34124521
手足口病111655050
伝染性紅斑15191521
突発性発しん30353338
百日咳1000
ヘルパンギーナ17102916
流行性耳下腺炎43304413
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎1343
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0010
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎13121610
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名9月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症8
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症14
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症63
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症8
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。