山口県の感染症週報

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平成23年第36週

平成23年(2011年)9月5日〜9月11 日

◇【2類感染症】
結核: 第24週追加:2例(いずれも山口)。 第26週追加:1例(山口)。 第28週追加:2例(いずれも山口)。 第29週追加:1例(山口)。 第31週追加:2例(いずれも山口)。 第32週追加:1例(萩)。 第35週追加:1例(岩国)。 第36週:3例(柳井、周南、防府)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第36週:1例(宇部)。

◇【5類感染症】
アメーバ赤痢: 第35週追加:1例(長門)。

定点把握疾患

RSウイルス感染症: 増加傾向がみられていますので、今後の動向に注意が必要です。

手足口病: 山口県では、第25週時点で 手足口病の流行発生警報の発令 をしています。 第27週をピークに6週連続して減少し、その後2週連続してやや増加しましたが、 今週再び減少しました。 宇部以外の地域では警報レベルが続いており、過去4年間の同時期と比較しても多い状況です。
【警報レベル=宇部以外のすべての地域】

伝染性紅斑: 過去4年間の同時期と比較すると、今年は4年ぶりに高い水準で推移しています。
【警報レベル=長門】

ヘルパンギーナ: 今期は第28週をピークに大幅に減少し、第31週にすべての地域で警報レベルの開始基準値を下回りましたが、 その後やや報告数が増加し、今週は先週と同程度の報告数です。
【警報レベル=萩】

流行性耳下腺炎: 過去4年間の同時期と比較すると多い状況が2010年から続いています。
【注意報レベル=下関】

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名33週34週35週36週
インフルエンザ0000
RSウイルス感染症23292733
咽頭結膜熱919106
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎32423339
感染性胃腸炎133148147182
水痘31412540
手足口病197299315241
伝染性紅斑20272328
突発性発しん36504743
百日咳0010
ヘルパンギーナ31526967
流行性耳下腺炎49484560
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3345
クラミジア肺炎(オウム病を除く)1001
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎14594
無菌性髄膜炎1000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名8月
性器クラミジア感染症24
性器ヘルペスウイルス感染症13
尖圭コンジローマ3
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症62
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症15
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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