山口県の感染症週報

平成23年第2週

平成23年(2011年)1月10日〜1月16 日

◇【2類感染症】
結核: 第1週追加-3例(いずれも周南)。 第2週-1例(岩国)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は先週から約2.4倍に増え784例で、 注意報レベルとなりました。 インフルエンザ様疾患集団発生により学級閉鎖等をしている学校等もあります。 迅速検査ではA型陽性が多くみられます。 (A型陽性:679例、B型陽性:20例、臨床診断:85例)。 また、当所の検査で、第1週の検体からA/H1N1pdmが7例、A/H3が1例、 第2週の検体からA/H1N1pdmが12例検出されています(平成23年1月18日現在)。 地域別には、先週の柳井につづき、今週長門、山口、岩国が注意報レベルとなりました。 すべての地域で増加していますので注意が必要です。 【* 注意報レベル=長門、柳井、山口、岩国。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

RSウイルス感染症: 第47週から急増し、第51週をピークに減少していますが、依然として多い状態です。

感染性胃腸炎: 第41週以降急増しましたが、 第48週をピークに減少しています。 地域別には、今週長門が警報レベルの終息基準値を下回りました。 【* 警報レベル=柳井。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

流行性耳下腺炎: 今週全ての地域で警報レベルの終息基準値を下回りました。

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名51週52週1週2週
インフルエンザ2857324784
RSウイルス感染症178125139105
咽頭結膜熱26141917
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎203110119126
感染性胃腸炎772424438339
水痘10112411184
手足口病2117
伝染性紅斑83814
突発性発しん22132033
百日咳2000
ヘルパンギーナ0000
流行性耳下腺炎53487244
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2024
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎1234
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名12月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症53
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症2
薬剤耐性アシネトバクター感染症-

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
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病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。