山口県の感染症週報

平成23年第1週

平成23年(2011年)1月3日〜1月9 日

◇【2類感染症】
結核: 第1週-2例(岩国、防府)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第1週-1例(山口 O103 VT1)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は先週から約5.7倍に増え324例で、 すべての地域で増加しています。 迅速検査ではA型陽性が多くみられます。 (A型陽性:260例、B型陽性:9例、臨床診断:55例)。 また、当所の検査でA/H1N1pdmが6例(周南3例、宇部2例、下関1例)検出されています。 【* 注意報レベル=柳井。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

RSウイルス感染症: 第47週から急増し、多い状態が続いています。 地域別には、下関からの報告が目立ちます。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 第39週から増加し多い状態が続いていましたが、先週減少し、 今週は先週とほぼ同程度の報告数です。 地域別には下関が警報レベルの終息基準値を下回りました。 【* 警報レベル=山口。】 

感染性胃腸炎: 第41週以降急増しましたが、 第48週をピークに減少し先週警報レベルの終息基準値を下回りました。 今週は先週とほぼ同程度の報告数です。 地域別には、長門、柳井は警報レベルの状態が続いています。 【* 警報レベル=長門、柳井。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

流行性耳下腺炎: 平成18年以降4年ぶりの流行は 第31週をピークに長期的には減少していますが、今週はやや報告数が増加しました。 地域別には、山口が警報レベルの終息基準値を下回りました。 【* 警報レベル=岩国。】 

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名50週51週52週1週
インフルエンザ212857324
RSウイルス感染症161178125139
咽頭結膜熱10261419
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎238203110119
感染性胃腸炎1030772424438
水痘185101124111
手足口病5211
伝染性紅斑11838
突発性発しん30221320
百日咳0200
ヘルパンギーナ0000
流行性耳下腺炎50534872
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2202
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎4123
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名12月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症53
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症2
薬剤耐性アシネトバクター感染症-

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。