山口県の感染症週報

平成20年第47週


平成20年(2008年)11月17日〜11月23 日

 全数把握疾患

1、3、4、5類感染症:報告はありませんでした。

2類感染症:結核 3例(岩国2、周南1)

 定点把握疾患

 例年にくらべ報告数の多い疾患は、RSウイルス感染症(特に長門)でした。

 全県的にはそれほど多くないが地域的に多い疾患は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 (長門)、感染性胃腸炎(下関)でした。感染性胃腸炎は、冬季にはウイルス性胃腸炎 が増加するため、今後増えてくると思われます。

 インフルエンザは、まだ本格的な流行ではなく、岩国・柳井・萩では今シーズンは まだ報告がありません。防府など県央部からの報告が増加しています。

 百日咳は、下関で1例がありました。


定点把握疾患(報告数)
疾患名44週45週46週47週
インフルエンザ493239
RSウイルス感染症56433743
咽頭結膜熱64712
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎657479110
感染性胃腸炎163234312517
水痘36374051
手足口病38222929
伝染性紅斑3111
突発性発しん48313737
百日咳1101
ヘルパンギーナ10563
流行性耳下腺炎11876
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2014
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎4816
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名10月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症6
尖圭コンジローマ9
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症60
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症8

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。