山口県の感染症週報

平成20年第40週


平成20年(2008年)9月29日〜10月5 日

 全数把握疾患

1、5類感染症:報告はありませんでした。

2類感染症:結核 38週 1例 追加(岩国)、 40週 4例(周南2、宇部2)

3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 2例(周南 O26、山口 O157)

4類感染症:レジオネラ症 1例(宇部)

 定点把握疾患

例年にくらべ報告数の多い疾患は、RSウイルス感染症(特に下関、宇部)、 手足口病(特に山口、長門)、 ヘルパンギーナ(特に萩) でした。

全県的な報告数はそれほど多くないが、地域的に多い疾患は、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(岩国)でした。 百日咳は、宇部で報告がありました。 インフルエンザは、今シーズン初めての報告が防府でありました(迅速キットでA型)。 無菌性髄膜炎(山口)の病原体はコクサッキーB5型でした。


定点把握疾患(報告数)
疾患名37週38週39週40週
インフルエンザ0001
RSウイルス感染症68486438
咽頭結膜熱94510
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎56475361
感染性胃腸炎191171156159
水痘17231318
手足口病85636361
伝染性紅斑3103
突発性発しん45515138
百日咳0011
ヘルパンギーナ33233230
流行性耳下腺炎12141216
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3411
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎1000
マイコプラズマ肺炎2233
無菌性髄膜炎0001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名9月
性器クラミジア感染症25
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症75
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症11
薬剤耐性緑膿菌感染症2

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。