感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第23週

平成19年(2007年)6月4日～6月10 日

　全数把握疾患

1,4,5類感染症：報告はありませんでした。
2類感染症：結核　3例（宇部1，萩2）
3類感染症：腸管出血性大腸菌感染症　3例（下関2，宇部1　O121 VT2(+)）

　定点把握疾患

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑、百日咳、急性出血性結膜炎が例年より多い報告数でした。
ヘルパンギーナ、手足口病が増加しています。両疾患とも、夏季にかけて増加が認められますので注意が必要です。
百日咳の報告が下関で1例ありました。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	20週	21週	22週	23週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	118	71	27	13
RSウイルス感染症	4	7	4	1
咽頭結膜熱	24	40	36	46
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	178	136	144	126
感染性胃腸炎	318	263	272	229
水痘	106	110	121	108
手足口病	24	27	24	48
伝染性紅斑	40	48	32	51
突発性発しん	44	45	34	59
百日咳	0	0	1	1
風しん	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	22	53	105	136
麻しん（成人麻しんを除く）	1	0	0	0
流行性耳下腺炎	18	19	15	16
急性出血性結膜炎	0	0	1	3
流行性角結膜炎	2	3	3	3
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	1	3	0	3
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	5月
性器クラミジア感染症	30
性器ヘルペスウイルス感染症	17
尖圭コンジローマ	2
淋菌感染症	16
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	61
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	15
薬剤耐性緑膿菌感染症	2

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。