感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第10週

平成19年(2007年)3月5日～3月11 日

　全数把握疾患

1,2,3,5類感染症：報告はありませんでした。
4類感染症：デング熱　1例（デング出血熱：宇部）、レジオネラ症　1例（周南）
5類感染症：急性脳炎　1例（宇部）

　定点把握疾患

RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナが例年より多い報告数でした。
インフルエンザの報告が増加しました。迅速診断キットでは、A型陽性例・B型陽性例両方ともでているようです。今後の動向に注意が必要です。
感染性胃腸炎が増加しています。定点からのコメントでは、下関地域からのロタウイルス（＋）胃腸炎の報告が目立ちます。今後の動向に注意が必要です。
ヘルパンギーナが増加しており、例年の同時期に比べ多い状態が続いています。特に下関・萩地域で多くみられています。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	7週	8週	9週	10週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	668	1083	1373	2005
RSウイルス感染症	67	49	29	30
咽頭結膜熱	21	38	16	19
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	182	174	145	169
感染性胃腸炎	344	459	479	554
水痘	116	123	126	110
手足口病	3	11	4	6
伝染性紅斑	19	25	24	19
突発性発しん	33	34	33	34
百日咳	0	0	0	0
風しん	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	10	26	19	42
麻しん（成人麻しんを除く）	0	0	0	0
流行性耳下腺炎	18	25	20	24
急性出血性結膜炎	0	0	0	1
流行性角結膜炎	3	4	5	4
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	1	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	2	2	1	1
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	２月
性器クラミジア感染症	22
性器ヘルペスウイルス感染症	10
尖圭コンジローマ	2
淋菌感染症	6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	50
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	10
薬剤耐性緑膿菌感染症	2

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。