増殖 | 形態 | グラム染色 | 菌種 | 和名 | 関連疾患名 |
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人工培地で増殖可能。 | 球菌 | 陽性 | Staphylococcus aureus | 黄色ブドウ球菌 | メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 |
Streptococcus pyogenes | 化膿レンサ球菌 | A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | |||
Streptococcus pneumoniae | 肺炎球菌 | ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | |||
細菌性髄膜炎 | |||||
陰性 | Neisseria gonorrhoeae | 淋菌 | 淋菌感染症 | ||
桿菌 | 陽性 | Listeria monocytogenes | リステリア | 細菌性髄膜炎 | |
陰性 | Haemophilus influenzae | インフルエンザ菌 | 細菌性髄膜炎 | ||
Pseudomonas aeruginosa | 緑膿菌 | 薬剤耐性緑膿菌感染症 | |||
Acinetobacter baumannii | - | 薬剤耐性アシネトバクター感染症 | |||
- ※細胞壁なし |
- | Mycoplasma pneumoniae | 肺炎マイコプラズマ | マイコプラズマ肺炎 | |
偏性細胞内寄生性 (人工培地では増殖ができず、ウイルスと同様増殖に培養細胞が必要) |
- | - | Chlamydia trachomatis | クラミジア・トラコマチス | 性器クラミジア感染症 |
クラミジア肺炎 | |||||
Chlamydophila pneumoniae | 肺炎クラミジア | クラミジア肺炎 | |||
細菌は核酸としてDNAとRNAの両方をもち、
そのほとんどが適切な人工培地上で増殖が可能です。
細菌に共通した基本構造は、ゲノムDNAとリボソームが存在する細胞質を脂質二重膜層からなる細胞質膜が包み、
さらに外側には細菌特有の細胞壁があります(マイコプラズマには細胞壁がありません)。
グラム陽性菌:厚い細胞壁をもつため、グラム染色により青紫色に染まります。
グラム陰性菌:薄い細胞壁のため(細胞壁をもたない菌もある)、グラム染色により赤色に染まります。
1)吉開 泰信編集:ウイルス・細菌と感染症がわかる:2004年.