山口県の感染症週報

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令和5年(2023年)第24週

令和5年6月12日〜6月18 日

 
全数把握疾患
【2類感染症】
結核:4例(防府1、山口1、萩2)、第22週追加 1例(防府)
【4類感染症】
SFTS(重症熱性血小板減少症候群):1例(長門)
レジオネラ症:2例(岩国)
【5類感染症】
カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症:1例(長門)
侵襲性肺炎球菌感染症:2例(周南1、宇部1)
梅毒:1例(下関)

定点把握疾患
インフルエンザ:県全体の報告数が減少しました。迅速検査診断結果でA型陽性が25例、臨床診断・型不明が105例ありました。
新型コロナウイルス感染症:臨時休業報告及び集団発生報告の状況はこちら
RSウイルス感染症:県全体で発生が多い状況です。下関、岩国、周南、防府、山口、宇部、長門、萩で発生が多い状況です。
水痘:長門で増加し、注意報レベルとなりました。 [注意報レベル:長門(1週目)]
手足口病:宇部で増加し、警報レベルとなりました。 [警報レベル:宇部(1週目)]
ヘルパンギーナ:山口で増加し、警報レベルとなりました。周南、萩で警報レベルが継続しています。 [警報レベル:周南(2週目)、山口(1週目)、萩(3週目)]

警報レベル・注意報レベルの基準値について  詳細はこちら
管轄保健所ごとの定点医療機関数はこちら

トピックス
・厚労省HPにおいて、6月16日に開催された第122回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料が公表されました。
・厚労省HPにおいて、新型コロナウイルス感染症に関する抗体保有状況調査の結果(第1回〜第3回)が公表されています。


病原体検出等情報(臨床診断名:検出された病原体)
SFTS(重症熱性血小板減少症候群):SFTSウイルス(血液:第24週採取)
インフルエンザA型:インフルエンザウイルスA/H3亜型(A/香港型)(咽頭ぬぐい液:第24週採取)
感染性胃腸炎:アストロウイルス4(腸内容物:第20週採取)
ヘルパンギーナ(3例):ヘルペスウイルス7(咽頭ぬぐい液:第22週採取)、ヘルペスウイルス6(咽頭ぬぐい液:第23週採取)、コクサッキーウイルスA2(咽頭ぬぐい液:第23週採取)
RSウイルス感染症(3例):パラインフルエンザウイルス4(鼻汁:第21週採取)、パラインフルエンザウイルス3(鼻汁:第22週採取)、アデノウイルス2(咽頭ぬぐい液:第23週採取)

定点把握疾患(報告数)
疾患名21週22週23週24週
インフルエンザ170181160130
新型コロナウイルス感染症163220295263
RSウイルス感染症237259308260
咽頭結膜熱16151612
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎48497054
感染性胃腸炎194249314259
水痘19333
手足口病15344257
伝染性紅斑0002
突発性発しん17161619
ヘルパンギーナ7091149137
流行性耳下腺炎0439
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎5454
クラミジア肺炎0000
細菌性髄膜炎0001
マイコプラズマ肺炎0314
無菌性髄膜炎0000
感染性胃腸炎(ロタウイルス)0001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名5月
性器クラミジア感染症35
性器ヘルペスウイルス感染症3
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症11
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症27
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症0
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症疫学センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。