山口県の感染症週報

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2019年第45週

2019年11月4日〜11月10 日

 
全数把握疾患
【2類感染症】
結核:第44週追加 1例(下関)、第45週 9例(岩国1例、宇部1例、長門5例、防府1例、萩1例)

【5類感染症】
アメーバ赤痢:第44週追加 1例(山口)
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症:2例(下関、宇部)
急性弛緩性麻痺:1例(山口)
梅毒:1例(下関)

定点把握疾患
インフルエンザ:一部の地域で報告が確認されています。迅速検査診断結果でA型陽性が54例、B型陽性が1例、A型・B型共に陽性が1例、臨床診断・型不明が1例ありました。
RSウイルス感染症:岩国、周南、山口、長門で発生が多い状況です。
咽頭結膜熱:萩で警報レベルが続いています。
[警報レベル:萩(2週目)]
水痘:山口で警報レベルとなりました。
[警報レベル:山口(1週目)]
手足口病:萩で警報レベルが続いています。
[警報レベル:萩(3週目)]

警報レベル・注意報レベルの基準値について  詳細はこちら


お知らせ
東京都で今年2例目の先天性風しん症候群(全国で4例目:東京都2例、埼玉県、大阪府)が確認されました。 先天性風しん症候群は、妊娠早期の女性が風しんウイルスに感染し、ウイルスが胎児に感染することで、出生児に先天性心疾患、難聴、白内障などが生じる疾患です。
妊娠中に風しんに感染しないようにすることが第一です。
※妊娠中の女性はワクチン接種ができません。

次に該当する方は特に抗体検査やワクチン接種を検討してください。
・妊娠を希望する女性等
・30歳代〜50歳代の男性
(S37.4.2〜S54.4.1に生まれた男性は定期(無料)接種の対象)
・医療関係者

県、市町が実施する風しん抗体検査の対象となる方

風しんの感染予防について

定点把握疾患(報告数)
疾患名42週43週44週45週
インフルエンザ19344663
RSウイルス感染症103916661
咽頭結膜熱16142515
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎45707459
感染性胃腸炎112146144129
水痘5111217
手足口病50574339
伝染性紅斑23121517
突発性発しん19211824
ヘルパンギーナ1614125
流行性耳下腺炎0513
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎9452
クラミジア肺炎0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎4125
無菌性髄膜炎2010
感染性胃腸炎(ロタウイルス)0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名10月
性器クラミジア感染症28
性器ヘルペスウイルス感染症16
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症34
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症5
薬剤耐性緑膿菌感染症2

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病原体情報

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診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。