山口県の感染症週報

平成22年第29週


平成22年(2010年)7月19日〜7月25 日

◇【1類感染症】
・報告はありませんでした。

◇【2類感染症】
結核: 第28週追加−2例(下関)。 第29週−1例(山口)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第29週−2例(山口 30歳女性 O157 VT2、下関 66歳女性 O157 VT2)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第29週−1例(宇部 68歳男性 肺炎型)。

◇【5類感染症】
クロイツフェルト・ヤコブ病: 第28週追加−1例(宇部 78歳女性)。

定点把握疾患

全体的には同程度又は減少傾向です。

手足口病:27週をピークに減少傾向がみられます。今週は岩国、宇部で警報レベルの終息基準値以下となりましたが、その他の地域については同基準を上回っており流行が続いています。また、全国的には増加傾向ですので引き続き注意が必要です。 【 * 警報レベル=岩国、宇部地域以外の全地域。】

ヘルパンギーナ: 27週をピークに以降はほぼ同程度で推移しています。流行しやすいシーズンに入り、例年同様、報告数が1年の中で多い時期になっていますので動向に注意が必要です。 【* 警報レベル=萩、山口。* 警報レベルに達していないが高い値を示す地域=周南、下関、宇部、防府。】

流行性耳下腺炎: 増減を繰り返しながら推移していますが、依然として比較的流行が続いています。平成18年からの同時期と比較しても多い状態です。 【* 警報レベル=山口、防府、萩。*注意報レベル=宇部。】 

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名26週27週28週29週
インフルエンザ7211
RSウイルス感染症6423
咽頭結膜熱1512512
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎9613211271
感染性胃腸炎222206171140
水痘84586842
手足口病450495364276
伝染性紅斑5505
突発性発しん36404229
百日咳0011
ヘルパンギーナ95178163163
流行性耳下腺炎100148138127
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎21022
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎2345
無菌性髄膜炎0001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名6月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症6
尖圭コンジローマ9
淋菌感染症2
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症63
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症24
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

平成22年1月から12月の病原体情報一覧についてはこちら

診断名別病原体情報についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。