banner
TOP > 生物学部 > 山口県感染症情報センター > H16 第29週

山口県の感染症週報(平成16年第29週)

平成16年(2004年)7月12日〜7月18日

○全数把握疾患

  • 1,2,4類感染症:報告はありませんでした。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例(下関1)(O-26 VT1(+))。        
  • 5類感染症:ウイルス性肝炎1例(周南1)。クロイツフェルト・ヤコブ病1例(宇部1)。        

○定点把握疾患

  • 咽頭結膜熱、感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、マイコプラズマ肺炎が、例年より多い*1報告数でした。
    咽頭結膜熱は、全国的にみて、過去10年間の同時期と比較して最多の状態で推移しています。<→厚生労働省ホームページ>        
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も、全国的にみると過去10年間の当該週と比較して最多の状態で推移しています。        
  • ヘルパンギーナの報告数は第22週より増加傾向がみられ、今週も増加しました。特に岩国で多い報告数でした。        
  • インフルエンザの報告が周南で5例ありました。
*1 「例年より多い」とは、過去5年間(H11〜H15)の前週・当該週・後週、計15週の平均+1標準偏差以上であることを意味します。
「多い傾向」とは、平均+1標準偏差未満ではあるが、平均より多い場合を意味します。
     

定点把握疾患(報告数)
疾患名  今週  第28週 第27週 第26週 備考
インフルエンザ
(高病原性鳥インフルエンザを除く)
5 1 3 0
RSウイルス感染症 0 0 0 0
咽頭結膜熱 84 63 47 42
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 68 51 88 90
感染性胃腸炎 188 217 245 271
水痘 44 36 61 63
手足口病 48 23 19 12
伝染性紅斑 13 17 13 9
突発性発しん 63 53 58 57
百日咳 1 2 1 1
風しん 0 0 0 0
ヘルパンギーナ 356 329 302 188
麻しん
(成人麻しんを除く)
0 0 0 0
流行性耳下腺炎 137 69 109 108
急性出血性結膜炎 0 0 0 0
流行性角結膜炎 7 9 5 6
クラミジア肺炎
(オウム病を除く)
0 0 0 0
細菌性髄膜炎 0 0 0 0
マイコプラズマ肺炎 5 1 9 1
成人麻しん 0 0 0 0
無菌性髄膜炎 0 0 0 0
月単位報告疾患名 6月 以下の疾患は月ごとの報告数
性器クラミジア感染症 41
性器ヘルペスウイルス感染症 10
尖圭コンジローマ 5
淋菌感染症 10
ペニシリン耐性
肺炎球菌感染症
15
メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌感染症
60
薬剤耐性緑膿菌感染症 2

地域(保健所)別のページ法以外の届出のページ推移グラフのページ

前週(第28週)← →次週(第30週)

全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。

環保研 山口県環境保健研究センター