山口県の感染症週報(平成16年第27週)
平成16年(2004年)6月28日〜7月4日
○全数把握疾患
- 1,2,3,4類感染症:報告はありませんでした。
- 5類感染症:クロイツフェルト・ヤコブ病1例(弧発性CJD)。**
○定点把握疾患
- 先週に引き続き咽頭結膜熱、感染性胃腸炎が、例年より多い*1報告数でした。
咽頭結膜熱は、全国的にみて、過去10年間の同時期と比較しで最多の状態で推移しています。<→厚生労働省ホームページ>
- マイコプラズマ肺炎も例年より多い報告数でした。
- ヘルパンギーナの報告数が第22週より増加傾向がみられ、今週も増加しました。また、今週は例年より多い傾向でした。
- インフルエンザの報告が周南で3例ありました。
○月単位報告疾患
- 性器クラミジア感染症、尖形コンジローム、薬剤耐性緑膿菌感染症は、過去3年の同月と比較し、多い傾向でした。
**
7/4現在では1例とありましたが、取り消します。「報告なし」となります。(7/14)
*1
「例年より多い」とは、過去5年間(H11〜H15)の前週・当該週・後週、計15週の平均+1標準偏差以上であることを意味します。
「多い傾向」とは、平均+1標準偏差未満ではあるが、平均より多い場合を意味します。
定点把握疾患(報告数)
疾患名 |
今週 |
第26週 |
第25週 |
第24週 |
備考 |
インフルエンザ (高病原性鳥インフルエンザを除く) |
3 |
0 |
3 |
11 |
|
RSウイルス感染症 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
咽頭結膜熱 |
47 |
42 |
33 |
23 |
|
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
88 |
90 |
71 |
80 |
|
感染性胃腸炎 |
245 |
271 |
310 |
364 |
|
水痘 |
61 |
63 |
100 |
71 |
|
手足口病 |
19 |
12 |
18 |
16 |
|
伝染性紅斑 |
13 |
9 |
3 |
6 |
|
突発性発しん |
58 |
57 |
52 |
48 |
|
百日咳 |
1 |
1 |
0 |
0 |
|
風しん |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
ヘルパンギーナ |
302 |
188 |
146 |
79 |
|
麻しん (成人麻しんを除く) |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
流行性耳下腺炎 |
109 |
108 |
92 |
106 |
|
急性出血性結膜炎 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
流行性角結膜炎 |
5 |
6 |
2 |
10 |
|
クラミジア肺炎 (オウム病を除く) |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
細菌性髄膜炎 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
マイコプラズマ肺炎 |
9 |
1 |
4 |
2 |
|
成人麻しん |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
無菌性髄膜炎 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
月単位報告疾患名 |
6月 |
以下の疾患は月ごとの報告数 |
性器クラミジア感染症 |
41 |
|
性器ヘルペスウイルス感染症 |
10 |
|
尖圭コンジローマ |
5 |
|
淋菌感染症 |
10 |
|
ペニシリン耐性 肺炎球菌感染症 |
15 |
|
メチシリン耐性 黄色ブドウ球菌感染症 |
60 |
|
薬剤耐性緑膿菌感染症 |
2 |
|
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全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症情報センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
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