山口県の感染症週報(平成16年第16週)
平成16年(2004年)4月12日〜4月18日
○全数把握疾患
- 1、2、3、4類感染症 : 報告なし。
- 5類感染症 : バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(山口)。**
○定点把握疾患
- 感染性胃腸炎、流行性耳下腺炎は、先週に引き続き、例年より多い*1報告数でした。
- インフルエンザは、第8週をピークに減少し、第16週も減少しています。
- 本県では、それほどではありませんが、全国的には、風しんが例年と比較してかなり多いようです。
また、伝染性紅斑も全国的には、第9週から緩やかに増加しているようです。
**
4/18現在では1例とありましたが、取り消します。「報告なし」となります。(4/28)
*1
「例年より多い」とは、過去5年間(H11〜H15)の前週・当該週・後週、計15週の平均+1標準偏差よりも多いことを意味します。
定点把握疾患(最近4週間の報告数、カッコ内は定点あたり報告数)
疾患名 |
今週 |
第15週 |
第14週 |
第13週 |
備考 |
インフルエンザ (高病原性鳥インフルエンザを除く) |
44(0.63) |
65(0.93) |
129(1.84) |
224(3.20) |
|
RSウイルス感染症 |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
|
|
咽頭結膜熱 |
18(0.37) |
19(0.39) |
21(0.43) |
30(0.61) |
|
A群レンサ球菌咽頭炎 |
58(1.18) |
81(1.65) |
66(1.35) |
102(2.08) |
|
感染性胃腸炎 |
499(10.18) |
519(10.59) |
522(10.65) |
602(12.29) |
|
水痘 |
118(2.40) |
106(2.16) |
126(2.57) |
119(2.43) |
|
手足口病 |
3(0.06) |
1(0.02) |
0(0.00) |
1(0.02) |
|
伝染性紅斑 |
6(0.12) |
5(0.10) |
1(0.02) |
1(0.02) |
|
突発性発しん |
46(0.94) |
48(0.98) |
49(1.00) |
40(0.82) |
|
百日咳 |
1(0.02) |
0(0.00) |
1(0.02) |
0(0.00) |
|
風しん |
1(0.02) |
1(0.02) |
0(0.00) |
0(0.00) |
|
ヘルパンギーナ |
5(0.10) |
1(0.02) |
2(0.04) |
0(0.00) |
|
麻しん (成人麻しんを除く) |
0(0.00) |
1(0.02) |
0(0.00) |
1(0.02) |
|
流行性耳下腺炎 |
91(1.86) |
95(1.94) |
98(2.00) |
119(2.43) |
|
急性出血性結膜炎 |
0(0.00) |
1(0.11) |
0(0.00) |
0(0.00) |
|
流行性角結膜炎 |
8(0.80) |
10(1.11) |
8(0.89) |
10(1.11) |
|
クラミジア肺炎 (オウム病を除く) |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
|
細菌性髄膜炎 |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
|
マイコプラズマ肺炎 |
1(0.11) |
1(0.11) |
5(0.56) |
3(0.33) |
|
成人麻しん |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
|
無菌性髄膜炎 |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
0(0.00) |
|
月単位報告疾患名 |
3月 |
以下の疾患は月ごとの報告数 |
性器クラミジア感染症 |
37(3.08) |
|
性器ヘルペスウイルス感染症 |
5(0.42) |
|
尖圭コンジローマ |
2(0.17) |
|
淋菌感染症 |
12(1.00) |
|
ペニシリン耐性 肺炎球菌感染症 |
37(4.11) |
|
メチシリン耐性 黄色ブドウ球菌感染症 |
98(10.89) |
|
薬剤耐性緑膿菌感染症 |
1(0.11) |
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全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症情報センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
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