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山口県の感染症週報(平成16年第14週)

平成16年(2004年)3月29日〜4月4日

○全数把握疾患

  • 1、2、3、4、5類感染症 : 報告なし。

○定点把握疾患

  • 例年より多い*1報告数だったのは、咽頭結膜熱、A群レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎およびマイコプラズマ肺炎でした。
  • 咽頭結膜熱・A群レンサ球菌咽頭炎・マイコプラズマ肺炎は全国的に例年より多い傾向が見られますが、本県で多い流行性耳下腺炎は、 全国的にみるとむしろ例年に比べ少ないようです(第13週で定点あたり0.70)。 他に、全国的には風しんが増えているようですが(第13週で定点あたり0.06)、 本県では報告はありませんでした。        
*1 「例年より多い」とは、過去5年間(H11〜H15)の 前週・当該週・後週、計15週(平成11年は第14週目からのデータしか 無いので、今週は計14週となります)の平均+1標準偏差よりも多いことを意味します。


定点把握疾患(最近4週間の報告数、カッコ内は定点あたり報告数)
疾患名 今週 第13週 第12週 第11週 備考
インフルエンザ
(高病原性鳥インフルエンザを除く)
129(1.84) 224(3.20) 395(5.64) 686(9.80)
RSウイルス感染症 0(0.00)
咽頭結膜熱 21(0.43) 30(0.61) 17(0.35) 35(0.71)
A群レンサ球菌咽頭炎 66(1.35) 102(2.08) 74(1.51) 97(1.98)
感染性胃腸炎 522(10.65) 602(12.29) 620(12.65) 758(15.47)
水痘 126(2.57) 119(2.43) 124(2.53) 151(3.08)
手足口病 0(0.00) 1(0.02) 0(0.00) 1(0.02)
伝染性紅斑 1(0.02) 1(0.02) 7(0.14) 3(0.06)
突発性発しん 49(1.00) 40(0.82) 51(1.04) 41(0.84)
百日咳 1(0.02) 0(0.00) 1(0.00) 0(0.00)
風しん 0(0.00) 0(0.00) 1(0.02) 0(0.00)
ヘルパンギーナ 2(0.04) 0(0.00) 2(0.02) 1(0.00)
麻しん
(成人麻しんを除く)
0(0) 1(0.02) 0(0.00) 0(0.00)
流行性耳下腺炎 98(2.00) 119(2.43) 77(1.57) 118(2.41)
急性出血性結膜炎 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00)
流行性角結膜炎 8(0.89) 10(1.11) 5(0.56) 9(1.00)
クラミジア肺炎
(オウム病を除く)
0(0.00) 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00)
細菌性髄膜炎 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00)
マイコプラズマ肺炎 5(0.56) 3(0.33) 3(0.33) 3(0.33)
成人麻しん 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00)
無菌性髄膜炎 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00) 0(0.00)
月単位報告疾患名 3月 以下の疾患は月ごとの報告数
性器クラミジア感染症 37(3.08)
性器ヘルペスウイルス感染症 5(0.42)
尖圭コンジローマ 2(0.17)
淋菌感染症 12(1.00)
ペニシリン耐性
肺炎球菌感染症
37(4.11)
メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌感染症
98(10.89)
薬剤耐性緑膿菌感染症 1(0.11)

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次週(第15週)

全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。

環保研 山口県環境保健研究センター