化学物質環境汚染実態調査


 山口県では環境省委託調査として、以下のような化学物質環境汚染実態調査を毎年行っています。

1) 平成16年度化学物質環境実態調査初期環境調査(大気系)
 化学物質審査規制法指定化学物質やPRTR制度の候補物質、非意図的生成化学物質、環境リスク評価及び社会的要因等から必要とされる物質等の環境残留状況の把握を目的とする。
 平成16年度は山口市の山口県環境保健センターでサンプリングをおこない、ペンタクロロニトロベンゼン、2-ビニルピリジン、1,3-ジクロロプロペン(<I>cis</I>-1,3-ジクロロプロペン及び<I>trans</I>-1,3-ジクロロプロペン)、1-ブロモプロパンについて環境調査および分析を実施した。1-ブロモプロパンの濃度はND〜16.2ng/m3、他の物質は全てNDであった。(NDは検出限界未満)


2) 平成16年度化学物質環境実態調査暴露量調査(大気系)
 環境リスク評価に必要なヒト及び生物の化学物質の暴露量を把握することを目的とする。
  平成16年度は山口市の山口県環境保健センターでサンプリングをおこない、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)およびn-ヘキサンの3物質について環境調査を実施した。


3) 平成16年度化学物質環境実態調査モニタリング調査(大気系)
 POPs条約対象物質及び化学物質審査規制法第1,2種特定化学物質等の環境実態を経年的に把握することを目的とする。
 平成16年度は山口市の山口県環境保健センター及び萩市見島の萩市役所見島支所の2地点においてサンプリングをおこない、PCB、DDT類、クロルデン類、ディルドリン、アルドリン、エンドリン、ヘプタクロル、ヘキサクロロベンゼン、トキサフェン、マイレックス、ヘキサクロロシクロヘキサン及びヘキサブロモベンゼンの28物質について調査を行った。


なお、詳細な結果や全国のデータなどは、下記の環境省のHPをご覧ください。
環境省:「化学物質と環境」(年次報告書)