環境ホルモン実態調査

1 目的
 平成10年度から国が実施している環境ホルモン全国一斉調査結果をフォローアップし、全県的な汚染実態を把握するとともに、全国的に見て山口県で特異的に検出された物質や検出濃度の高かった物質については、新たな調査地点を追加して継続的な追跡調査を行う。調査結果については、県民がその結果を正しく判断できるよう、理解しやすい形で公表する。

2 調査内容
 (1) 調査地点
    
岩国市、周南市、防府市、宇部市、長門市、下関市

 (2) 調査物質
    
フタル酸エステル類、ベンゾ[a]ピレン

3 結果
 平成16年度はフタル酸エステル類9物質及びベンゾ[a]ピレンについて、県下の6地点において大気のサンプリングを行い各物質の濃度を測定した。
 その結果は、大気で検出された物質はプラスチックの可塑剤であるフタル酸ジ-2-エチルヘキシル等5物質であった。これらの濃度は全国的な濃度範囲であり、顕著に高濃度のものは見られなかった。
 本調査は平成12年度から実施しているが、引き続き県内環境の実態や経年変化の把握に努めていくこととしています。
 なお、平成17年度からはヘキサクロロベンゼンが追加されました。