培養検査の流れです。
細菌の増殖を阻害するためクロラムフェニコールを添加した培地に異物を塗抹し、 優占菌を拾うことで、無関係な真菌をふるい落とし、異物の元となった菌を検出します。 PDA培地のほか、 低い水分活性を好む真菌用のM40Y培地を用います。
次に純培養を通常2〜4週間行い、コロニーの形態を観察します。
さらにスライド培養により詳細な形態観察をおこないます。
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1.はじめに
2.真菌異物検査
3.糸状菌の同定
4.真菌培養検査
5.月別検査依頼件数(H11.1〜H14.12)
6.食品の種類、検査依頼理由および喫食の有無(H11.1〜H14.12)
7.食品からの検出菌種(H11.1〜H14.12)
8.真菌(−)事例1:魚肉ソーセージ
9.真菌(−)事例1:魚肉ソーセージ
10.真菌(−)事例2:清涼飲料水(カップ式自動販売機)
11.真菌(−)事例2:清涼飲料水(カップ式自動販売機)
12.直接鏡検1:胞子を形成している検体
13.直接鏡検2:胞子を形成していない検体
14.直接鏡検3:胞子を形成しているが・・・
15.Penicillium属菌のコロニー (27℃ 14日間培養)
16.Cladsporium属菌のコロニー(27℃ 14日間培養)
17.Aspergillus属菌のコロニー (27℃ 14日間培養)
18.考察及びまとめ