アカザ
Liobagrus reini
ナマズ目アカザ科
体長:10cm
口ひげは4対あり、脂びれは大きく、後縁は尾びれに連続する。河川の上・中流域の比較的水のきれいな所に生息し、石の下や物陰にすみ、夜間、石のすきまを泳いで、水生昆虫などを食べる。 |
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アブラハヤ
Moroco steindachneri
コイ目コイ科
体長:12cm
上・中流域の細流に生息。穏やかな流れの所を好む。体側中央部に暗色の小斑が密集するのが特徴。3〜8月の産卵期には1匹の雌に多数の雄が集まって、砂礫底に産卵する。 |
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アブラボテ
Acheilognathus limbarus
コイ目コイ科
体長:4〜7cm
体高が高く、体色はオリーブ色がかった暗褐色。河川の中流域やそれに続く流れの穏やかな細流に生息し、ユスリカ幼虫など小動物を食べる。産卵期は4〜8月で、イシガイ科の二枚貝のエラに産卵する。 |
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アユ
Plecoglossus altivelis
サケ目アユ科体長:10〜30cm
仔稚魚期は沿岸域で過ごし、春に群れで河川に遡上し始め、それまでの動物プランクトン食から付着藻食に変わり成長していく。成魚は中・上流域にすみ、石についた珪藻や藍藻を食べ、縄張り行動をする |
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アユカケ
Cottus kazika
カサゴ目カジカ科体長:30cm
中・上流の礫底にすみ、小魚を食べる。アユを好み、えらぶたのとげでひっかけて捕らえることからアユカケとよばれる。昆虫のカマキリが虫を捕らえるように、とげで小魚を捕らえることからカマキリともよばれる。産卵期の12月から翌年3月に、腹を上にして川を下るが、降るあられに腹を打たせるという情景からアラレガコともよばれる。 |
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イシドジョウ
Cobitis takatsuensis
コイ目ドジョウ科体長:5〜7cm
日本固有種。尻びれから尾柄部が、ずんどうな体形をしている。河川の上流域に生息し、大きな石が多い淵を好み、石面の藻類や水生昆虫を食べる。 |
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ウグイ
Tribolodon hakonensis
コイ目コイ科
体長;50cm
河川の下流から上流まで広く分布し、湖沼にもすむ。中・上流では流れが緩やかな淵のような場所に生息する。成魚は、産卵期になると鮮やかな3本の縦縞の婚姻色が現れます。一部地域では海に降りた降海型が見られるが、これは近似種のマルタウグイである。
別名;ハヤ、イダ |
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ウグイ(婚姻色) |
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ウナギ
Anguilla japonica
ウナギ目ウナギ科
体長;100cm
河川の中・下流域や河口・沿岸域に生息するが、乾燥に強く、川と直接つながりのない池などでもみつかることがある。昼間は岩穴などにひそみ、夜間に活発に活動し、おもに小魚、甲殻類、貝類、ゴカイなどを食べる。亜熱帯の海で産卵し、熱帯から温帯の大陸沿岸で変態する。若魚は、湖沼、河川などの汽水域から沿岸の汽水域までに生息し、数年間かかって成長した後、降海する。
別名;シラス(幼魚)、クロコ・メソ(稚魚) |
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オイカワ
Zacco platypus
コイ目コイ科
体長:15cm
河川の上・中流域、湖沼の沿岸に生息し、群がっていることが多い。雑食性で、付着藻類や小動物を食べる。5〜8月の産卵期には、雄に青緑色と赤桃色の婚姻色が現れる。ヤマベ、ハエ、ハヤとよばれ、釣りの対象魚。 |
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オイカワ♂(婚姻色) |
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オオクチバス(ブラックバス)
Micropterus salmoides
スズキ目サンフィッシュ科
体長:60cm
原産地はカナダ、北アメリカ南東部。1925年(大正14年)に、食用、釣魚を目的に神奈川県芦ノ湖に移殖されたのが最初。以後、各地に放流され、日本各地の湖沼に分布が広まった。止水域を好む貪食な魚で、甲殻類や水生昆虫、小魚を食べる。ルアー釣りの対象であるが、この魚が移殖されると数年で在来の魚類や甲殻類が激減し、在来種を駆逐する代表種として問題となっている。山口県では、内水面漁業調整規則により放流が禁止されている。 |
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オヤニラミ
Coreoperca kawamebari スズキ目スズキ科
体長:13cm
体は卵円形で、全身暗褐色。えらぶたに眼状斑が1個あり、ヨツメともよばれる。河川の中・上流域、水草の繁茂した小支流に生息する。甲殻類や小魚を食べる。5〜7月の産卵期には、アシやガマなどの抽水植物の茎に卵を産着させ、雄が卵、仔魚を保護する。 |
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カジカ
Cottus pollux
カサゴ目カジカ科
体長:17cm
体は細長く、頭部は大きい。背びれは2つある。川の上・中流域に生息し、流れの速い礫底を好み、水生昆虫や小魚を食べる。早春の産卵期には、瀬の浮き石の下に卵塊を産み、雄が保護する。孵化後に海に下るものと一生を河川ですごす2型がある。 |
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カダヤシ
Gambusia affinis
メダカ目カダヤシ科
体長:♂ 3.5cm,♀ 5cm
北アメリカ東南部原産の外来淡水魚。水田、用水路、河川の下流域に生息し、冬でも水が凍らない暖かい水域で繁殖する。雑食性で、小動物や藻類などを食べる。和名はボウフラを食べ、カを減らすことに由来する。卵胎生で8mmほどの仔魚を産む。
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カマツカ
Pseudogobio esocinus
コイ目コイ科
体長:20cm
河川の中・下流域、湖沼の岸近くに生息し、砂底ないし砂礫底を好む。水底で生活し、底砂中の小動物を食べる。驚くと砂中にもぐり、目だけ出して身を潜める。
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カムルチー
Channa arugas
スズキ目タイワンドジョウ科
体長:90cm
原産地はアジア大陸東部。日本へは1923年(大正12年)に朝鮮半島から移殖されたのが最初といわれている。体は細長く、頭部はヘビを思わせるので、英語圏ではスネークヘッドとよばれる。流れの緩やかな川や水路、池沼に生息する。空気呼吸ができ、汚染の進んだ溶存酸素の少ない水域にもすむことができる。産卵後、卵や稚魚を雌雄一対で保護する。在来種を食害し、問題になった時期もあったが、オオクチバスの増加に反比例し減少している。別名;ライギョ(雷魚、黒魚)
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カワムツ
Zacco temminckii
コイ目コイ科
体長:20cm
河川の中・上流域にすむが、河川改修などにより山間部に限定される所が多い。オイカワに似るが、本種には体側に幅広い暗色縦帯があるので識別できる。5〜8月に淵のまわりや平瀬の砂礫底に産卵する。雄の婚姻色は著しく、繁殖期には前半身の腹面が朱色を帯びるので、アカムツ、アカモトとよばれる。食用になるが味はよくない。
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ギギ(ハゲギギ)
Pelteobagrus nudiceps
ナマズ目ギギ科
体長;30cm
河川の中流域、湖沼の沿岸部に生息し、昼間は石の下や水草の陰などに潜み、夜間、活発に活動する。おもに底生動物や小魚を食べる。口ひげは4対あり、尾びれは深く二又している。 |
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キンブナ
Carassius auratus subsp.
コイ目コイ科
体長:15〜30cm
河川の中・下流域や池沼に生息する。体色は黄褐色または赤褐色をしている。うろこの外縁が明るく縁どられるのが特徴。雑食性で底生小動物を主とし、付着藻類なども食べる。
別名;マルブナ,キンタロウブナ,アカブナ
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ギンブナ
Carassius auratus langsdorfii コイ目コイ科
体長:25〜30cm
体色は銀白色からオリーブ色をしている。川の中・下流域や湖沼に生息し、底生小動物や付着藻類などを食べる。雄の数が少ないことが知られている。別名;マブナ,ジブナ
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ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)
Carassius auratuscuvieri
コイ目コイ科
体長;40cm
琵琶湖原産の大型のフナで、大阪府河内地方で品種改良された。この、いわゆるカワチブナがヘラブナとよばれ、釣魚として人気が高く、現在では放流により全国各地に分布。体高が高く、背びれ基底前端付近でとくに高い。湖や池沼などに生息し、中層で群れをつくって生活している。植物質の餌を好んで食べる。 |
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コイ
Cyprinus carpio
コイ目コイ科
体長;80cm
河川の中・下流、湖沼などの砂泥底に生息する。水温が8℃以下になると、活動を停止して水底付近に静止する。産卵期の水温は18〜26℃で、それ以外では産卵しないので産卵期は各地で異なる。雌1尾に、雄2,3尾の小群が水草に産卵行動をする。水温20℃で4,5日で孵化し、仔魚は付着生物や浮遊動物を食べ、体長20mmくらいで底生動物食に移行する。雑食性で、3,4年で25〜40cmに成長して成魚になる。 |
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シマドジョウ
Cobitis biwae
コイ目ドジョウ科
体長:6〜14cm
ドジョウに次いで分布域が広く、体色は肌色の地に暗褐色の円紋と点列が体軸に沿ってみられるが、斑紋の地域変異が著しい。河川の中・下流域、水路などに生息し、砂底あるいは砂礫底を好む。 |
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シロウオ
Leucopsarion petersi
スズキ目ハゼ科
体長;5cm
生時の体色は半透明で、内臓が透けてみえる。第1背びれがなく、うろこがないのが特徴。春に産卵のため、川に遡上する。遡上群を下流で四手網などで漁獲し、吸い物、天ぷらにする。生きたままのものを二杯酢で食べる「おどり食い」は珍味。
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ズナガニゴイ
Hemibarbus longirostris コイ目コイ科
体長;12〜18cm
外見はニゴイに似るが体はずっと小さく、河川の中流域の砂底に生息している。驚くと砂にもぐることがよくある。
別名;ウキカマツカ,ウキガモ
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タイリクシマドジョウ
Cobitis taenia taenia
コイ目ドジョウ科
体長;7〜13cm
河川の流れが緩やかな砂泥底にいて、砂といっしょに小動物を吸い込み、えらから砂だけを出し、少しずつ前進しながら食べる習性をもつ。 |
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タカハヤ
Moroco jouyi
コイ目コイ科
体長;10cm
河川の中・上流の流れの緩い流れに群泳する。体側に不明瞭な暗色斑があるのが特徴。雑食性。食用になるが美味ではない。 |
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チチブ
Tridentiger obscurus
スズキ目ハゼ科
体長;8cm
河川の下流域、汽水域に生息し、転石などの下、空き缶の中などに好んで隠れ、生活する。ダボハゼとよばれることもある。 |
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ドジョウ
Misgurnus anguillicaudatus
コイ目ドジョウ科
体長;12cm
水路や池沼に普通にみられる。水田や湿地、それに続く水路などに生息し、雑食性で、泥底中にある餌を泥ごと取り込んで食べる。口ひげは5対。水中の酸素欠乏に強く、口から空気を吸い込み、腸呼吸する。 |
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ドンコ
Odontobutis obscura obscura
スズキ目ハゼ科
体長;25cm
河川の上・中流域、湧水の豊富な水路などに生息する。一生を淡水域でくらすハゼで、砂礫底域を好み、夜行性。5〜7月の産卵期には、石の下面に米粒大の卵を産着させ、雄が保護する。 |
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ニゴイ
Hemibarbus barbus
コイ目コイ科
体長;50cm
体は細長く吻が長い。20cm以下の幼魚期には体側に8〜12個の円形暗色斑がある。大きな河川の中・下流域の底層に生息し、小動物や藻類を食べる。小骨が多く食用価値は低い。 |
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ブルーギル
Lepomis macrochirus
スズキ目サンフィッシュ科
体長;25cm
原産地は北アメリカの中東部。1960年(昭和35年)にシカゴのシェッド水族館から日本に導入され、後に伊豆半島の一碧湖に放流された。現在では各地の湖沼やため池に生息。湖岸近くの水生植物帯に好んですむ。雑食性。ルアー釣りの対象となっているが、在来種を駆逐する魚としても問題となっている。 |
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マナマズ
Silurus asotus
ナマズ目ナマズ科
体長;60cm
幼魚にはう上あごに1対、下あごに2対の口ひげがあるが、成魚では下あごの1対が消失して上下で2対となる。湖沼や河川の中・下流域に生息し、夜行性で、小魚やカエルなどを食べる。5〜7月の産卵期には用水路などに侵入し、雌の腹部に雄が巻きついて産卵する。 |
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ムギツク
Pungtungia herzi
コイ目コイ科
体長;15cm
吻端はややとがり、吻端から尾柄部にかけて、体軸に沿って走る1本の黒い縦条が特徴的。河川の中流域や水路に生息し、小動物を食べる。産卵期は5〜6月。 |
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メダカ
Oryzias latipes
メダカ目メダカ科
体長;4cm
フナやコイと並び、日本を代表する淡水魚。平野部の池沼、水田、水路に生息する。水面近くに群れをなし、プランクトンや小さな水生昆虫などを食べる。農薬の使用とカダヤシの侵入により駆逐されて一時期激減した。突然変異によって生じたヒメダカやシロメダカなど飼育品種は、観賞魚として人気がある。 |
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ヨシノボリ
Rhinogobius brunneus
スズキ目ハゼ科
体長;6〜10cm
河川の上流域から河口域、水路、湖沼などあらゆる水域に生息する。色彩から卵径の違いから、黒化型、黒色大型、横斑型、るり型など九つの型に分けられる。 |
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ワカサギ
Hypomesus transpacificus サケ目キュウリウオ科
体長;13cm
明るい褐色をした銀鱗の美しい細身の魚で、海の沿岸域から川の下流域、湖沼など各所に生息する。 |
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