魚へい死の原因と特徴
酸欠によるへい死
有害物質による中毒死
  毒性物質の暴露により起こり、原因物質の濃度、毒性の違いでへい死までの時間が変わるが、一般的に即死や短時間のへい死が多い。
 原因物質の流入場所周辺にへい死魚が集中している。またその付近の他の水生生物にも影響を与えている場合が多い。
 へい死魚に毒性物質の種類に応じ特有の変化が見られる

アルカリ
水銀
クロム
カドミウム
亜鉛
農薬
シアン
残留塩素
アンモニア
アンモニウムイオン
フッ素
フェノール類
油類
感染症・寄生虫症等による病死
  即死することなく、へい死までにある程度の時間がかかる。
  魚種別に感染するため、特定の魚種が広範囲に数日間にわたって死亡することが多い。
  体表やひれに損傷、腫瘍、出血、欠損が見られる場合が多い。
  体表や口内に寄生虫が付着している場合がある。
冷水病
穴あき病
白点病
黒点病
カラムナリス病
水カビ病
その他の死因
  外的な傷があることが多い。
創傷
熱による死
感電死
圧力変化による死
放射能による死