山口県の感染症週報

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平成26年第6週

平成26年(2014年)2月3日〜2月9 日

全数把握疾患

【2類感染症】

結核: 第5週追加 2例(下関1)、 第6週 1例(下関)。

【5類感染症】

アメーバ赤痢: 1例(山口)

麻しん: 1例(下関)
昨年は山口県内では患者がありませんでしたが、今年は、先月(第2週)に続き2例目の届出です。 全国的にも、最近、麻しん患者が増加しており、特にフィリピンで感染した例が多いとされています。 山口県の患者は、1例目はインドネシアでの感染が疑われ、2例目は国内での感染で、 麻しんウイルスの遺伝子型は、2例とも、インドネシア等アジアでの流行株のD8型でした。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数が増加し、周南でも定点あたり30を超え、警報レベルとなりました。 柳井では10を超え、注意報レベルとなりました。 迅速診断結果は、A型803例、B型677例、84例は臨床診断・型別不明でした。 B型の割合が増加しており、下関、周南、山口、宇部、萩の迅速診断結果は、 B型の方が多くなっています。
[警報レベル:萩(2週目)、山口(2週目)、周南(1週目)。 注意報レベル:岩国(4週目)、下関(4週目)、長門(5週目)、宇部(3週目)、柳井(1週目)、防府(4週目)]

RSウイルス感染症: 下関で多い状態が続いています。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 山口で警報レベルが続いています。
[警報レベル:山口(16週目)]

感染性胃腸炎: 県全体の報告数は減少しましたが、岩国、長門で定点あたり20を超え警報レベルとなりました。
[警報レベル:萩(4週目)、岩国(1週目)、長門(1週目)、山口(3週目)、周南(5週目)]

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名3週4週5週6週
インフルエンザ745114914831564
RSウイルス感染症861089499
咽頭結膜熱13151413
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎134168220164
感染性胃腸炎549649688546
水痘52843336
手足口病4682
伝染性紅斑4110
突発性発しん33293426
百日咳0000
ヘルパンギーナ0100
流行性耳下腺炎15411
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎0234
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎2030
無菌性髄膜炎0000
感染性胃腸炎(ロタウイルス)4132

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名1月
性器クラミジア感染症22
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ11
淋菌感染症12
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症43
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症10
薬剤耐性緑膿菌感染症1
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。