山口県の感染症週報

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平成25年第10週

平成25年(2013年)3月4日〜3月10 日

◇【2類感染症】
結核: 第9週追加:1例(下関)。 第10週:1例(宇部)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は横ばい状況で推移しています。 地域別では宇部、長門、萩では減少していますが、その他の地域では引き続き流行が続いていますので注意が必要です。 迅速検査では、A型558例、B型662例、A型B型共に陽性3例、臨床診断94例で、B型の割合がA型を上回りました。 また当所で、第9、10週の検体についてPCR検査を行った結果、AH3(香港型)が2例、B型が4例、AH1pdmが1例検出されています。 【警報レベル=岩国(8週目)、周南(7週目)、下関(7週目)、柳井(7週目)。 注意報レベル=防府(8週目)、山口(9週目)。】

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 山口、防府からの報告が目立ちます。
【警報レベル=山口(7週目)】

感染性胃腸炎: 萩は警報レベルが続いています。
【警報レベル=萩(3週目)】

水痘: 柳井は急増し注意報レベルとなりました。岩国、宇部、防府、周南からの報告も目立ちます。
【注意報レベル=柳井(新)】

マイコプラズマ肺炎: 岩国からの報告が目立ちます。

その他

・ロタウイルスによる胃腸炎の報告が増加しています。例年3月頃から増加し、ピークは4月頃となっていますので今後の動向に注意が必要です。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名7週8週9週10週
インフルエンザ1196129713861317
RSウイルス感染症44514140
咽頭結膜熱14883
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎121133126137
感染性胃腸炎440481460464
水痘809089115
手足口病6102
伝染性紅斑3322
突発性発しん29302939
百日咳0000
ヘルパンギーナ1330
流行性耳下腺炎35710
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎0123
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0100
マイコプラズマ肺炎2217
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名2月
性器クラミジア感染症22
性器ヘルペスウイルス感染症14
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症38
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症9
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。