山口県の感染症週報

週報概要はこちら   

平成24年第6週

平成24年(2012年)2月6日〜2月12 日

◇【2類感染症】
結核: 第2週追加:2例(いずれも宇部)。 第3週追加:2例(いずれも宇部)。 第4週追加:2例(いずれも宇部)。 第5週追加:1例(宇部)。 第6週:8例(下関、岩国5例、周南、防府)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第5週追加:1例(宇部 O157:VT2、先週の3例の家族)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第6週:1例(岩国)。

◇【5類感染症】
劇症型溶血性レンサ球菌感染症: 第5週追加:1例(宇部)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は先週よりやや減少しましたが、警報レベルが続いています。 すべての地域で流行しており、宇部は注意報レベル、その他の地域は警報レベルです。 迅速検査では、A型陽性2988例、B型陽性32例、臨床診断237例でした。 また当所では、第4〜6週の検体についてPCR検査を行った結果、A/H3(香港型)が9例、B型が7例検出されています。 (詳細はこちら)。
【警報レベル=山口(4週目)、岩国(4週目)、下関(3週目)、防府(4週目)、周南(7週目)、長門(4週目)、萩(3週目)、柳井(4週目)】 【注意報レベル=宇部(4週目)】

RSウイルス感染症: 長門、萩では他地域と比較して多くみられます。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 増加しています。
【警報レベル=山口(新)】

感染性胃腸炎: 冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので引き続き注意が必要です。 萩は警報レベルが続いています。
【警報レベル=萩(3週目)】

水痘: 下関、長門は注意報レベルが続いています。
【注意報レベル=下関(8週目)、長門(2週目)】

伝染性紅斑: 周南はやや多い状況が続いています。
【警報レベル=周南(4週目)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(10週目)】

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名3週4週5週6週
インフルエンザ2149314935633257
RSウイルス感染症57695347
咽頭結膜熱84103
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎110133137161
感染性胃腸炎432336324318
水痘117107112104
手足口病2003
伝染性紅斑39211723
突発性発しん37292823
百日咳0100
ヘルパンギーナ0100
流行性耳下腺炎41191923
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎5552
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3317
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名1月
性器クラミジア感染症13
性器ヘルペスウイルス感染症7
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症5
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症53
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症12
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)地域(保健所)別のページ(報告数)
年齢別のページ法以外の届出のページ推移グラフのページ



前週(第5週)← →次週(第7週)



病原体情報

平成24年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。