山口県の感染症週報

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平成24年第26週

平成24年(2012年)6月25日〜7月1 日

◇【2類感染症】
結核: 第24週追加:3例(下関、岩国、山口)。 第25週追加:3例(下関、山口、宇部)。 第26週:4例(岩国、周南、宇部2例)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第26週:6例〔下関5例(下関市内の福祉施設での集団発生)、宇部1例 いずれもO157;VT1VT2型〕。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第26週:1例(下関)。

定点把握疾患

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 萩、山口、周南、防府の県央部から報告が目立ちます。
【警報レベル=萩(5週目)】

伝染性紅斑: 周南、萩は他地域と比較して多くみられます。
【警報レベル=萩(3週目)】

ヘルパンギーナ: 急増しています。防府、周南につづいて、山口が今週警報レベルとなりました。 当所の検査では、コクサッキーウイルスA2型が5例、コクサッキーウイルスA4型が1例検出されています。 例年夏季に流行する疾患ですので注意が必要です。
【警報レベル=周南(2週目)、防府(3週目)、山口(新)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが長期間続いています。
【警報レベル=長門(30週目)】

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定点把握疾患(報告数)
疾患名23週24週25週26週
インフルエンザ10000
RSウイルス感染症3312
咽頭結膜熱81297
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎110131117160
感染性胃腸炎325339261225
水痘55484327
手足口病109106
伝染性紅斑19111721
突発性発しん47394045
百日咳2213
ヘルパンギーナ42118184258
流行性耳下腺炎24224424
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎4352
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎1000
マイコプラズマ肺炎9643
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名6月
性器クラミジア感染症19
性器ヘルペスウイルス感染症6
尖圭コンジローマ3
淋菌感染症10
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症56
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症18
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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