山口県の感染症週報

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平成24年第20週

平成24年(2012年)5月14日〜5月20 日

◇【2類感染症】
結核: 第17週追加:2例(いずれも岩国)。 第19週追加:3例(岩国1例、山口2例)。 第20週:3例(柳井2例、周南1例)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第20週:1例(山口 O157;VT1VT2)。

定点把握疾患

伝染性紅斑: 周南は減少しましたが、萩は急増し今週警報レベルとなりました。
【警報レベル=萩(新)】

ヘルパンギーナ: 増加傾向がみられます。特に萩、宇部からの報告が目立ちます。 例年夏季に流行する疾患ですので今後の動向に注意が必要です。

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(24週目)】

マイコプラズマ肺炎: 報告数はやや多く8例でした。全国的にも例年と比較して多い状況が続いていますので注意が必要です。

その他

・ロタウイルスによる胃腸炎の報告は第15週をピークに5週続けて減少し、報告数はピーク時の1/5以下となりました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名17週18週19週20週
インフルエンザ80462210
RSウイルス感染症23971
咽頭結膜熱20111611
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎12690122149
感染性胃腸炎533283373397
水痘69588859
手足口病0012
伝染性紅斑2382514
突発性発しん32203542
百日咳2105
ヘルパンギーナ2091432
流行性耳下腺炎46229638
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎1024
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎2000
マイコプラズマ肺炎6968
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名4月
性器クラミジア感染症22
性器ヘルペスウイルス感染症11
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症51
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症15
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症1

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。