山口県の感染症週報

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平成24年第2週

平成24年(2012年)1月9日〜1月15 日

◇【2類感染症】
結核: 第1週追加:3例(下関、防府、山口)。 第2週:4例(下関2例、岩国2例)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は増加し今週定点あたり10を上回り、注意報レベルとなりました。 詳細はこちら)。 すべての地域で増加し、周南は警報レベルが続いています。また、長門、防府、山口、萩、柳井は注意報レベルとなりました。 迅速検査では、A型陽性658例、B型陽性12例、臨床診断91例でした。 また当所では、第52週の検体1例(宇部)、第1週の検体1例(宇部)、第2週の検体3例(防府2例、長門1例)について検査を行い、 PCR法によりすべてA/H3(香港型)が検出されています(うち4例はウイルス分離でも検出されています)。
【警報レベル=周南(3週目)】【注意報レベル=長門(新)、防府(新)、山口(新)、萩(新)、柳井(新)】

RSウイルス感染症: 流行時期ですので引き続き注意が必要です。

感染性胃腸炎: 流行時期ですので引き続き注意が必要です。 山口市内の障害者支援施設においては集団発生がありました。記者配布資料はこちら

水痘: 長門は警報レベルが、下関は注意報レベルが続いています。また、周南も今週注意報レベルとなりました。
【警報レベル=長門(6週目)】【注意報レベル=下関(4週目)、周南(新)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(6週目)】

流行性角結膜炎: 柳井は再び警報レベルとなりました。
【警報レベル=柳井(新)】

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名51週52週1週2週
インフルエンザ553528415761
RSウイルス感染症116946168
咽頭結膜熱57413
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎158784995
感染性胃腸炎657475358346
水痘176194137135
手足口病9333
伝染性紅斑1791423
突発性発しん30312743
百日咳1001
ヘルパンギーナ4010
流行性耳下腺炎39394746
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎138510
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0100
マイコプラズマ肺炎11824
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名12月
性器クラミジア感染症22
性器ヘルペスウイルス感染症5
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症10
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症64
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症18
薬剤耐性緑膿菌感染症1
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。