山口県の感染症週報

平成23年第25週

平成23年(2011年)6月20日〜6月26 日

◇【2類感染症】
結核: 第20週追加:3例(宇部)。 第21週追加:1例(宇部)。 第22週追加:3例(宇部)。 第23週追加:1例(宇部)。 第24週追加:1例(下関)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症:2例(柳井1、周南1)。

定点把握疾患

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 県全体では先週と同程度の報告数ですが、萩で増加しています。
【警報レベル=萩、山口】

水痘: 山口で警報レベルが続いています。
【警報レベル=山口】

手足口病: 報告数が急増し、多くの地域で警報レベルとなりました。特に山口で非常に多くなっています。 毎年夏期に流行する疾患ですが、例年に比べても多く報告されています。
【警報レベル=山口、防府、下関、萩、岩国、周南、宇部】

伝染性紅斑: 4年ぶりに高い水準で推移しています。長門・岩国で警報レベルとなりました。
【警報レベル=長門、岩国】

ヘルパンギーナ: 多くの地域で増加し、報告数が倍増しました。防府・山口で警報レベルとなっています。 夏期に流行する疾患であり、今後の動向に注意が必要です。
【警報レベル=防府、山口】

病原体検査では、手足口病からは、昨年はエンテロウイルス71型が多く 検出されましたが、今年はコクサッキーウイルスA6型が多く検出されています。 ヘルパンギーナからも、今年はコクサッキーウイルスA6型が多く検出されています。

警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名22週23週24週25週
インフルエンザ19450
RSウイルス感染症31910
咽頭結膜熱42445139
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎131129127129
感染性胃腸炎257193181199
水痘7111811696
手足口病66141246578
伝染性紅斑46171939
突発性発しん33374444
百日咳0000
ヘルパンギーナ195492168
流行性耳下腺炎56426561
急性出血性結膜炎0110
流行性角結膜炎3283
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3723
無菌性髄膜炎1000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名5月
性器クラミジア感染症19
性器ヘルペスウイルス感染症3
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症56
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症22
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。