山口県の感染症週報

平成23年第18週

平成23年(2011年)5月2日〜5月8 日

報告はありませんでした。

定点把握疾患

インフルエンザ: 今シーズンのインフルエンザは、第1週頃から急増し、第11週(3月中旬)をピークに大幅に減少し、第14週(4月上旬)に警報レベルの終息基準値を下回りました。 その後も報告数は減少を続け、少なくなっています。
◆県内流行レベルマップはこちら

伝染性紅斑: 警報レベルに達している地域はありませんが、4年ぶりに高い水準で推移しています。

流行性耳下腺炎: 過去4年間の同時期と比較すると多い状況が、2010年から続いています。
【注意報レベル=岩国。】

無菌性髄膜炎: 1例報告がありました。患者は5歳男児で、原因病原体はムンプスウイルスです。 【注意報レベル=岩国。】誤って記載しておりましたので、平成23年5月13日に訂正いたしました。

その他

アデノウイルス急性咽頭扁桃炎: 過去4年間の同時期と比較すると報告数の多い週が続いています。 ◆推移グラフはこちら

ロタウイルスによる胃腸炎: 報告数の多い週が続いていましたが、第16週をピークに減少傾向がみられます。 2008年以降は、第14週から第16週に最多報告数となっています。
◆推移グラフはこちら

警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名15週16週17週18週
インフルエンザ32123618167
RSウイルス感染症161333
咽頭結膜熱32865335
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎12515814861
感染性胃腸炎580604612341
水痘66516849
手足口病7695
伝染性紅斑29103225
突発性発しん26314023
百日咳1300
ヘルパンギーナ0113
流行性耳下腺炎45365154
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3732
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎2223
無菌性髄膜炎0001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名4月
性器クラミジア感染症16
性器ヘルペスウイルス感染症11
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症5
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症62
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症7
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。