山口県の感染症週報

平成22年第52週


平成22年(2010年)12月27日〜平成23年1月2 日

◇【2類感染症】
結核: 第47週追加-1例(下関)。 第51週追加-1例(下関)。 第52週-2例(岩国、防府)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は先週から約2倍に増え57例で、 すべての地域から報告されています。 迅速検査では下関は10例中A型陽性6例、B型陽性4例でした。 その他の地域では47例中迅速検査A型陽性43例、臨床診断4例で、ほぼA型陽性です。 ◇県内流行レベルマップはこちら

RSウイルス感染症: 第47週から急増し、 平成18年以降の同時期と比較すると最多の水準が続いていましたが、 今週は減少しました。 地域別には、周南、下関が多い状況です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 第39週から増加し、多い状態が続いていましたが、 今週は減少しました。 地域別には今週萩が警報レベルの終息基準値を下回りました。 【* 警報レベル=山口、下関。】 

感染性胃腸炎: 第41週以降急増し、第46週に警報レベルの開始基準値を上回り流行が続いていましたが、 第48週をピークに4週連続で減少し、今週同レベルの終息基準値を下回りました。 地域別には、柳井、長門は依然として警報レベルの状態が続いていますが、 その他の地域は終息基準値を下回っています。 【* 警報レベル=柳井、長門。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

水痘: 第39週以降増加し、平成18年以降の同時期と比較すると多い状況です。 地域別には、今週萩が警報レベルの終息基準値を下回りましたが、山口は再び警報レベルの開始基準値を上回りました。 【* 警報レベル=山口。注意報レベル=長門。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

流行性耳下腺炎: 平成18年以降4年ぶりの流行は 第31週をピークに長期的には減少しています。 【* 警報レベル=山口、岩国。】 

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名49週50週51週52週
インフルエンザ22212857
RSウイルス感染症112161178125
咽頭結膜熱10102614
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎232238203110
感染性胃腸炎11501030772424
水痘101185101124
手足口病2521
伝染性紅斑81183
突発性発しん24302213
百日咳0020
ヘルパンギーナ2000
流行性耳下腺炎71505348
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎4220
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎6412
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症28
性器ヘルペスウイルス感染症7
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症4
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症66
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症12
薬剤耐性緑膿菌感染症1

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。