山口県の感染症週報

平成22年第46週


平成22年(2010年)11月15日〜11月21 日

◇【2類感染症】
結核: 第45週追加−1例(岩国)。 第46週-1例(防府)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第46週−1例(山口 0157 VT2)。

◇【4類感染症】
つつが虫病: 第46週-1例(岩国)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 3例(下関2例、防府1例)報告があり、迅速検査ではすべてA型です。

感染性胃腸炎: 第41週以降大幅に増加しており、今週警報レベルの開始基準値を上回ったため、11月26日付けで 流行発生警報を発令しました。 地域別には山口、宇部、下関が引き続き、岩国が今週から同基準値を上回っています。また、萩、防府も多い状況です。 全国的にも増加していますが、山口県は全国と比較しても多い状況ですので特に注意が必要です。 【* 警報レベル=山口、宇部、下関、岩国。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

水痘: 徐々に増加しています。 地域別には萩が再び急増し警報レベルの開始基準値を上回っています。 【* 警報レベル=萩。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

流行性耳下腺炎: 平成18年以降の同時期と比較すると、第27週以降20週にわたり最多の水準ですが、 第31週をピークに減少しています。 【* 警報レベル=岩国、山口。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名43週44週45週46週
インフルエンザ0103
RSウイルス感染症16272222
咽頭結膜熱7763
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎122216273181
感染性胃腸炎3905829231036
水痘53365972
手足口病4641
伝染性紅斑5644
突発性発しん42214327
百日咳0100
ヘルパンギーナ7500
流行性耳下腺炎97746358
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎1324
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0110
マイコプラズマ肺炎4452
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名10月
性器クラミジア感染症24
性器ヘルペスウイルス感染症7
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症57
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。