山口県の感染症週報

平成22年第31週


平成22年(2010年)8月2日〜8月8 日

◇【1,3,4類感染症】
・報告はありませんでした。

◇【2類感染症】
結核: 第29週追加−1例(周南)。 第30週追加−1例(周南)。 第31週−3例(長門、山口、萩)。

◇【5類感染症】
バンコマイシン耐性腸球菌感染症: 第31週−1例(萩)。

定点把握疾患

手足口病:27週をピークに4週連続して減少し、県全体の定点あたりの報告数は、警報レベルの終息基準値未満となりました。また、地域的には岩国、宇部、周南に続いて今週は防府が同基準値未満となっています。その他の地域については依然として同基準値を上回っておりますが、ほどんとの地域で減少しています。 【 * 警報レベル=下関、萩、山口、柳井、長門。】

ヘルパンギーナ: 27週をピークに減少傾向がみられます。 【* 警報レベル=周南、萩、山口。】

流行性耳下腺炎: 先週に引き続き今週も、今年の報告数の中でも、また平成18年以降の同時期と比較しても最多となり、比較的多い状態が続いています。さらに、近年の動向とは異なり、長期的に増加傾向が続いています。 地域的には山口、宇部で増加傾向がみられます。 【* 警報レベル=山口、防府。*注意報レベル=宇部、岩国。】 

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名28週29週30週31週
インフルエンザ1110
RSウイルス感染症2301
咽頭結膜熱512811
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎112717156
感染性胃腸炎171140181186
水痘68427942
手足口病36427616594
伝染性紅斑0530
突発性発しん42293647
百日咳1121
ヘルパンギーナ163163158114
流行性耳下腺炎138127163180
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2222
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎4542
無菌性髄膜炎0110

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名7月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症12
尖圭コンジローマ8
淋菌感染症9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症76
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症14
薬剤耐性緑膿菌感染症1

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。