山口県の感染症週報

平成22年第24週


平成22年(2010年)6月14日〜6月20 日

◇【1、3、4、5類感染症】
・報告はありませんでした。

◇【2類感染症】
結核第22週追加 1例(周南)、 第23週追加 1例(周南)、 第24週 5例(防府2例、山口1例、長門1例、下関1例)。

定点把握疾患

インフルエンザ:今週の報告数は21件で先週の半数以下になりました。 迅速検査ではB型が21件中20件を占めています。

水痘:今週は先週から22件減少しました。 山口県は注意報レベルに達していませんが、全国的には2000年移行の同時期と比較すると高い値となっていますので 今後の動向に注意が必要です。
【* やや多い地域注意報レベル(定点あたり4以上)=萩。】

手足口病依然として流行しています。 また、第22、23週の定点あたりの報告数は全国で第1位となっています。 ひきつづき流行拡大に注意が必要です。
【 * 多い地域警報レベル(定点あたり5以上)=全体 / 岩国以外の全地域。* やや多い地域注意報レベル(定点あたり2以上)=岩国。】 

流行性耳下腺炎: 今週は先週から37件増加し136件となりました。 2006年移行の同時期の報告数としては最も高い値となっています。 また、地域的には県央部からの報告が目立ちます。 今後の動向に注意が必要です。
【* 多い地域警報レベル(定点あたり6以上)=萩>山口。* やや多い地域注意報レベル(定点あたり2以上)=全体 / 防府>宇部。】

百日咳:下関から3件報告がありました(4歳、10歳、45歳)。全国的には関東を中心に報告数が増加しています。


定点把握疾患(報告数)
疾患名21週22週23週24週
インフルエンザ80824821
RSウイルス感染症4101
咽頭結膜熱11111214
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎8913817193
感染性胃腸炎254307258257
水痘142100128106
手足口病372449436419
伝染性紅斑0036
突発性発しん38322740
百日咳2223
ヘルパンギーナ30192431
流行性耳下腺炎7814599136
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎7020
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0100
マイコプラズマ肺炎1452
無菌性髄膜炎0010

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名5月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症5
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症50
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症23
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。