山口県の感染症週報

平成22年第10週


平成22年(2010年)3月8日〜3月14 日

1、3、4類感染症:報告はありませんでした。

2類感染症:結核  第8週追加 1例(宇部)、 第9週追加 2例(柳井1、萩1)、 第10週 1例(宇部)

5類感染症:ジアルジア症  第6週 2例(岩国2) ネパールでの感染と推定されています。

定点把握疾患

 インフルエンザの報告数は、先週より減少しました。 全ての地域で定点あたり1未満でした。

 感染性胃腸炎の報告数は、先週より減少しました。 多い(定点あたり20以上)地域は、長門・山口です。

 水痘の報告数は、先週と同程度でした。長門で比較的多い状態です。

 手足口病の報告数は、先週より増加しました。岩国でやや多い状態で、下関でも増加傾向がみられます。 夏期に流行する疾病であり、今の時期としては例年に比べ多く報告されています。

 流行性耳下腺炎の報告数は、先週より減少しましたが、萩で多い状態が続いており、 山口で増加傾向にあります。

 マイコプラズマ肺炎は、岩国で、1月下旬から、毎週報告が続いています。 週により増減はありますが、例年に比べ多い状態です。


定点把握疾患(報告数)
疾患名7週8週9週10週
インフルエンザ57604219
RSウイルス感染症127927162
咽頭結膜熱4718
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎145126143139
感染性胃腸炎957824743651
水痘75678786
手足口病13252652
伝染性紅斑1222
突発性発しん33183530
百日咳0400
ヘルパンギーナ0334
流行性耳下腺炎80708471
急性出血性結膜炎0100
流行性角結膜炎1223
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎8235
無菌性髄膜炎0100

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名2月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症5
尖圭コンジローマ3
淋菌感染症2
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症64
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症2

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。