山口県の感染症週報

平成20年第48週


平成20年(2008年)11月24日〜11月30 日

 全数把握疾患

1、3、4、5類感染症:報告はありませんでした。

2類感染症:結核 45週に追加 1例(岩国)

 定点把握疾患

 全県的に特に多い疾患はありませんでしたが、地域的に多い疾患は、 RSウイルス感染症(長門)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(長門)、 感染性胃腸炎(下関)でした。 感染性胃腸炎は、山口・宇部など他の地域でも増加しています。季節的に、 ノロウイルス等のウイルス性胃腸炎が増加する時期であり、要注意です。

 インフルエンザの報告数は、先週に比べ倍増しました。防府をはじめ周南・山口・宇部 で増加しています。一方で、岩国・柳井・長門・萩は報告が無いなど、地域的にまだ流行が はじまっていないところもあります。

 百日咳は、柳井で2例報告がありました。


定点把握疾患(報告数)
疾患名45週46週47週48週
インフルエンザ9323985
RSウイルス感染症43374336
咽頭結膜熱471214
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎747911097
感染性胃腸炎234312517766
水痘37405158
手足口病22292917
伝染性紅斑1111
突発性発しん31373730
百日咳1012
ヘルパンギーナ5633
流行性耳下腺炎8768
急性出血性結膜炎0001
流行性角結膜炎0141
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎8160
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名10月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症6
尖圭コンジローマ9
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症60
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症8

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。