山口県の感染症週報

平成20年第45週


平成20年(2008年)11月3日〜11月9 日

 全数把握疾患

1、2、3、4、5類感染症:報告はありませんでした。

 定点把握疾患

 例年にくらべ報告数の多い疾患は、RSウイルス感染症(特に下関、宇部)、 マイコプラズマ肺炎(特に岩国)でした。百日咳は、下関で1例報告がありました。

 インフルエンザは、山口と長門で報告がありました。

 第43週に宇部地域(山陽小野田市)であったインフルエンザ様疾患の集団発生の検体から、 Aソ連型インフルエンザウイルス(AH1亜型)が分離されました。 昨シーズンに最も多く検出された型ですが、 今シーズン(2008年9月以降)のこの型の検出は全国で山口県が初めてです(同時期に大阪府でも検出)。


定点把握疾患(報告数)
疾患名42週43週44週45週
インフルエンザ01049
RSウイルス感染症58435643
咽頭結膜熱11764
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎56816574
感染性胃腸炎150195163234
水痘23263637
手足口病49503822
伝染性紅斑5331
突発性発しん35484831
百日咳1011
ヘルパンギーナ1212105
流行性耳下腺炎912118
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎0020
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0100
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎7348
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名10月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症6
尖圭コンジローマ9
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症60
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症8

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。