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山口県の感染症週報(平成16年第31週)

平成16年(2004年)7月26日〜8月1日

○全数把握疾患

  • 1,2,4,5類感染症:報告はありませんでした。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症7例 (下関3,岩国3,山口1)

    腸管出血性大腸菌感染症は今年に入って最も多い報告数でした。

○定点把握疾患

  • 咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、マイコプラズマ肺炎が、例年より多い*1報告数でした。
    咽頭結膜熱は、全国で第26週には過去10年間の全ての週と比較して最高値となり、その後も最高値を更新し続けています<→厚生労働省ホームページ>        
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も、全国的にみると過去10年間の当該週と比較して最多の状態で推移しています。        
  • ヘルパンギーナの報告数は第22週より増加していましたが、先週は微減し、今週も減少しました。        
  • インフルエンザの報告が周南で1例ありました。
*1 「例年より多い」とは、過去5年間(H11〜H15)の前週・当該週・後週、計15週の平均+1標準偏差以上であることを意味します。
「多い傾向」とは、平均+1標準偏差未満ではあるが、平均より多い場合を意味します。
     

定点把握疾患(報告数)
疾患名  今週  第30週 第29週 第28週 備考
インフルエンザ
(高病原性鳥インフルエンザを除く)
1 1 5 1
RSウイルス感染症 0 0 0 0
咽頭結膜熱 68 51 84 63
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 45 41 68 51
感染性胃腸炎 142 173 188 217
水痘 33 38 44 36
手足口病 57 43 48 23
伝染性紅斑 4 8 13 17
突発性発しん 53 51 63 53
百日咳 0 0 1 2
風しん 1 0 0 0
ヘルパンギーナ 195 292 356 329
麻しん
(成人麻しんを除く)
0 0 0 0
流行性耳下腺炎 102 75 137 69
急性出血性結膜炎 0 0 0 0
流行性角結膜炎 15 12 7 9
クラミジア肺炎
(オウム病を除く)
0 0 0 0
細菌性髄膜炎 0 0 0 0
マイコプラズマ肺炎 6 7 5 1
成人麻しん 0 0 0 0
無菌性髄膜炎 0 0 0 0
月単位報告疾患名 6月 以下の疾患は月ごとの報告数
性器クラミジア感染症 41
性器ヘルペスウイルス感染症 10
尖圭コンジローマ 5
淋菌感染症 10
ペニシリン耐性
肺炎球菌感染症
15
メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌感染症
60
薬剤耐性緑膿菌感染症 2

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。

環保研 山口県環境保健研究センター