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淋菌感染症

山口県感染症情報センター / 2011.3作成
2012.6更新

淋菌感染症とは

 淋菌(Neisseria gonorrhoeae)による性感染症で、 男性は尿道炎、女性は尿道炎や子宮頚管炎などを起こします。
 潜伏期は、3〜9日です。

山口県の発生動向について

 2001年から2011年の各年における累積報告数と定点当たりの累積報告数です。


 各年における男女比についてです。 2001年から2011年の平均では男性が76%、女性が24%と男性が多数を占めています。


 各年齢層における報告数の割合です。 平均では20〜24歳で最も多く、続いて25〜29歳と20代から多く報告があります。また、30歳代や15〜19歳でも報告が目立ちます。

症状

 男性は一般的に尿道炎を呈し、排尿時に疼痛を生ずるといわれていますが、自覚症状が軽い場合もあります。 女性は子宮頚管炎や尿道炎を起こします。男性より症状が軽く自覚されないまま経過することが多く、 その後、子宮内膜炎、卵管炎、子宮周囲炎等、上部に波及する場合もあります。

治療

 抗生物質を使用します。 患者だけでなく、接触者も早期診断と治療を行う必要があります。

予防

 淋菌は環境中では弱い菌で、患者の粘膜から離れると数時間で感染性を失います。 性交や性交類似行為以外で感染することは稀です。 コンドームを使用したり、感染が疑われる相手との性交渉を避けましょう。

参考文献

1)国立感染症研究所細菌第一部 芳賀伸治、神奈川県衛生研究所細菌病理部 黒木俊郎: 感染症発生動向調査週報 感染症の話「淋菌感染症」: 2002年第22週号(2002年5月27日〜6月2日).
2)財団法人 日本公衆衛生協会:感染症予防必携 第2版:2005.
3)国立感染症研究所 学友会:感染症の事典:2004.